...彼の口吻からは本当に怒っているように聞こえた...
...私は嘘だと言っても彼女の口吻からは信じられないと感じた...
...彼女の口吻からは驚きが伝わってきた...
...彼女の口吻が変わるので、何かあったのか聞いてみた...
...彼の口吻が変わった瞬間、私は彼が嘘をついていることに気づいた...
...殆ど歯がみをするやうな口吻(こうふん)で...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...歐洲人の口吻を眞似てゐるに過ぎない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...がそれよりも私の驚いたのは可愛い顔をしているくせに少年の口吻(くちぶり)がなんとなく...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...金儲けの手段が疑わしいというような口吻(こうふん)を洩(も)らしていた...
徳田秋声 「新世帯」
...己は目下のものに物を教へるやうな口吻であれと話をした...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...何をひとり近藤勇のみそれを責める」斎藤一の口吻は...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙に奧齒に物の挾(はさ)まつた口吻(くちぶり)ぢやないか」「あの人のところに運んだのぢやないか知ら?」「あの人とは?」「裏の小間物屋のお辰さん...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...谷村さんを予防するかのような口吻でさえありました...
林芙美子 「清修館挿話」
...そうしてそんな私を非難するような口吻(くちぶり)で...
堀辰雄 「美しい村」
...こんなところに鳥の巣なんぞあつてたまるもんかと云つたやうな口吻である...
堀辰雄 「巣立ち」
...文車の口吻裡には兵火に亡びた江戸文化中の至宝をあくまで惜別してゐる江戸市井人の感懐さへ滲んでゐて頗るおもしろい...
正岡容 「下谷練塀小路」
...いつもの重くろしい口吻(こうふん)で意見を陳(の)べると...
森鴎外 「魔睡」
...無用に民を苦しめんや」「黄口児(こうこうじ)の口吻(こうふん)...
吉川英治 「三国志」
...詠嘆(えいたん)を口吻(こうふん)から切り捨てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の口吻(こうふん)のまま...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう同行を独りぎめにしている口吻(くちぶり)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝豊の熱意一つに帰しているかのような口吻(くちぶり)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...佐々の旦那にそっくりな口吻(くちぶり)になったなあ」「どうも面目ございません」「なんの面目ねえことがあるものか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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