...彼の口吻からは本当に怒っているように聞こえた...
...私は嘘だと言っても彼女の口吻からは信じられないと感じた...
...彼女の口吻からは驚きが伝わってきた...
...彼女の口吻が変わるので、何かあったのか聞いてみた...
...彼の口吻が変わった瞬間、私は彼が嘘をついていることに気づいた...
...」みのるは戯談(じようだん)らしい口吻(くちぶり)を見せてから...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...正直そうな主婦の口吻(くちぶり)で頷(うなず)けた...
徳田秋声 「縮図」
...京師も九条公御辞職あらん〔先生平生(へいぜい)の口吻(こうふん)にあらず〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...天皇機関説を不法と認めたような口吻をもらしている政府当局者の一人の口から...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...あるいは湯川さんがそういう口吻を洩らされたことがあるのかもしれないが...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...孫三郎の口吻(くちぶり)でいくらか判ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いくらかでも嗅ぎつけて居るらしい平次の口吻(くちぶり)が癪(しやく)にさはつた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...決して惜しいとは思いません」「……それは結構なお心掛けで……」錦木幸麿の口吻(くちぶり)には...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...――物理的操作とはセコンドメートの口吻(こうふん)を借りたのである――そして...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...そして今でも田舎の小学校の先生などの間には見出されるであらうところのマルクス主義批評家の口吻のヂユプリケーシヨンである...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...隣り村の一軒の酒造家の主(あるじ)が岡の前年度の制作である「木兎」を望んでゐるらしい口吻である故...
牧野信一 「心象風景」
...一知に疑いをかけているらしい口吻(くちぶり)でしたが...
夢野久作 「巡査辞職」
...よく知っている口吻(くちぶり)であった...
吉川英治 「黒田如水」
...日頃のような口吻で...
吉川英治 「私本太平記」
...近いうちに官僚をやめたいような口吻(くちぶり)がうかがわれる...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...九年前の世間の陰口と同じような口吻(くちぶり)をもらしている...
吉川英治 「源頼朝」
...朱実は興もない口吻(くちぶり)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大人びている口吻(くちぶり)であり...
吉川英治 「山浦清麿」
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