...彼の口吻からは本当に怒っているように聞こえた...
...私は嘘だと言っても彼女の口吻からは信じられないと感じた...
...彼女の口吻からは驚きが伝わってきた...
...彼女の口吻が変わるので、何かあったのか聞いてみた...
...彼の口吻が変わった瞬間、私は彼が嘘をついていることに気づいた...
...衆人争って口吻す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...私と一緒だつたらまるで別な人になつてゐたらうとおつしやるやうなお口吻だつたぢやありませんか...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...お情(なさけ)に原稿を買ってやるというような口吻(こうふん)で美妙の気の毒な境遇が想像された...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...「この間の口吻(くちぶり)とは打って代った転向だな」「そうよ...
梅崎春生 「蜆」
...いくらかヒウモラスな口吻(くちぶり)で...
徳田秋声 「仮装人物」
...」医者のそう言った口吻(くちぶり)には...
徳田秋声 「黴」
...ヘーゲル風の口吻を借りて云えば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...わざと兄さんの口吻(こうふん)を真似て見せました...
夏目漱石 「行人」
...まるで約束のできた家がとうからあるごとき口吻(こうふん)である...
夏目漱石 「三四郎」
...孫三郎の口吻(くちぶり)でいくらか判ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「有難う」駒鳥絹枝の口吻(こうふん)には...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...密告者の口吻(くちぶり)で...
久生十蘭 「魔都」
...」と道夫は自暴(やけ)に似た口吻で口走つた...
牧野信一 「喜びと悲しみの熱涙」
...とにかくあなたにご相談申し上げたいと存じまして」さも言いにくそうな口吻(くちぶり)である...
森鴎外 「安井夫人」
...詠嘆(えいたん)を口吻(こうふん)から切り捨てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...その口吻(くちぶり)のうちには...
吉川英治 「新書太閤記」
...頼んでおいたらしい口吻(くちぶり)である...
吉川英治 「八寒道中」
...恩にでも着せるような彼の口吻(くちぶり)が気に入らなかったが...
吉川英治 「柳生月影抄」
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