...それはほんの口先だけのことでしょうよ」とアリョーシャが言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...口先だけのものではなくて...
豊島与志雄 「死ね!」
...まともに顔を見なかったり口先だけで物を言ったりするやり方で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...口先だけの言葉をかわして...
豊島与志雄 「道化役」
...今晩はと……それだけが瑕で……口先だけの挨拶をしました...
豊島与志雄 「肉体」
...」口先だけでそう答えて...
豊島与志雄 「林檎」
...要するに不幸な人なんだ」これだけなら口先だけとしてもまず立派なのであるが...
夏目漱石 「明暗」
...それは口先だけのことで...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...口先だけは威勢よく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こうした計画はただ口先だけで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...口先だけで駄法螺をふいとるのかも知れないぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...口先だけは持前の縱横無盡な機智を振りまはしながら...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...口先だけの遊蕩児である身の程を顧みて...
牧野信一 「渚」
...口先だけでも反対する者あ一人も居ないんだ...
三好十郎 「地熱」
...プリニウスやキケロの哲学のような・これ見よがしの・口先だけの・哲学が教えたところとは大へんちがう*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...苦しい時にはあの口先だけの卑怯はかんべんしてやるがよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王者の仁を施すに口先だけの人でない」こういう心中を打ち明けて...
吉川英治 「三国志」
...口先だけ優しい女たらしとしてではなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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