...口の悪い亜米利加(アメリカ)の武官が...
芥川龍之介 「将軍」
...そこらの口の悪いのが...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...口の悪い人は、狸爺だの、剣劇の名人だのと云った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...口の悪いをぢさんを睨んでゐる...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...口の悪いN君がM夫人の球を「どうも右傾だな」と云ったが間もなくN君自身の球が右傾して荒川の水にその姿を没した...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...ある口の悪い奥さんから「たいそう御客様本位ですね」と云って...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...口の悪い通り名であろうと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...口の悪い利助が、「お前は銭形のに惚れているからだ」とか何とか言ったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「竹筒を引摺る術(て)もあるぜ、お神(かみ)さん」「まア、親分さん、お口の悪い、蟻(あり)が蚯蚓(みみず)を運ぶんじゃあるまいし」「ちょいとここを借りるよ」「さアさアどうぞ」怪しげな座蒲団(ざぶとん)を敷いたのは、多の市の家とは反対側になっている濡縁です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これがまた人間の雌の乾物に魔がさしたような中婆さんで――」「口の悪い奴だな」「でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...いつも口の悪い三寺市之助という若者も...
山本周五郎 「日本婦道記」
...最初はとかく口の悪い東京ッ子...
山本笑月 「明治世相百話」
...お口の悪い……でも先生はあの時からチットも御容子(おようす)がお変りになりませんわね...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...どうも婆(ばばあ)のお酌の方が実があるような気がするね」「お口の悪い...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...「お口の悪い信長公は...
吉川英治 「新書太閤記」
...口の悪い近所の奴らが列を作っている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...なぜなら右のように口の悪い世間の評判を是認したとすれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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