...」健も何べんめかの口ごたえをした...
壺井栄 「大根の葉」
...口ごたえ一つしません...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...つよい口ごたえを返した...
吉川英治 「大岡越前」
...兄に対しては口ごたえもせぬほど彼は素直であった...
吉川英治 「剣難女難」
...やりかけてるところだよ」口ごたえでもしようものなら...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ鈍(にぶ)いとでも仰っしゃるんですか」「口ごたえいたすな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お次は、口ごたえもせず、破れ畳のうえに坐って、茶を入れ、茶卓を拭い、やがて又四郎のわきへ、「すこし、お温(ぬる)うございますが……」と、そっとすすめてから、「その後は、ごぶさたばかりしておりまする...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...もし母が口ごたえでもすれば「出てゆけ」となり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...貴さまあ、昼間おれにむかって、何とか、口ごたえしたが、そうこのおれを馬鹿にするなよ、この俺を」と、云い出したりするのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ぼくも口ごたえした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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