例文・使い方一覧でみる「口ぎたなく」の意味
スポンサーリンク...口ぎたなく先生をののしった... 
海野十三 「火星兵団」
...いまいましい第39番のたましい泥棒め！」ペンは胸のうちで口ぎたなくののしった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...罪もない交換手を口ぎたなくどなりつけていたが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...醉つては益馬鹿になる馬鹿者の口ぎたなく...
大町桂月 「夜の高尾山」
...「いけねえ！」と叫んで口ぎたなく罵った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...小翠を呼びつけて口ぎたなく叱った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...しかしそんな場合に口ぎたなくののしらないだけでも人間の母親のある階級のものよりははるかに感じがよかった...
寺田寅彦 「子猫」
...先生はれいのしたり顔で「日本人には大和魂がある」といつていつものとほり支那人のことをなんのかのと口ぎたなく罵つた...
中勘助 「銀の匙」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...ボースンや水夫たちを口ぎたなくののしり始めた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...口ぎたなく客に喧嘩を売るようなことを言う...
古川緑波 「色町洋食」
...よく村の若者どもが通りすがりに口ぎたなく罵（ののし）って行くといっては...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...如何に取扱が不平なりとてまさかに飯の事を彼是（かれこれ）と口ぎたなく言ひ得べきにもあらねばそれも尤（もっと）もなり...
正岡子規 「従軍紀事」
...ああしてやたらに威張ってみたくなるのだろう」などと帰路でめいめい口ぎたなく嘲笑を交わしていた...
吉川英治 「三国志」
...筑阿弥（ちくあみ）は絶えず口ぎたなく日吉をこき使ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...口ぎたなく一族の者へ不興をもらしていたというし...
吉川英治 「新書太閤記」
...妙に味方が味方を口ぎたなく憤（いきどお）り合う傾きを生じやすい...
吉川英治 「新書太閤記」
...舎人（とねり）や、牛飼たちが、口ぎたなく、陽（ひ）あたりの下に争っている...
吉川英治 「親鸞」
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