...はじめて口あんぐりと握飯(むすび)を食う始末……焼跡をうろついて...
中里介山 「大菩薩峠」
...お差止めには口あんぐりだ」と言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...村長は口あんぐりの体(てい)で言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...これはどういうこと」ビートリスは口あんぐりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...まさしく口あんぐり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...天竺の言葉にや大正はいかなる事なるや大政大臣関白の事にて候はん」ハイカラさんが口あんぐり「関白殿て何ですか...
槇村浩 「ハイカラさんとムカシさん」
...雌鶏も汝もまた卵を生めばなんとわれらことごとく兄弟であろうがのとやり込められて、は口あんぐり、それより今に至っては雌鶏を食わぬ由、これは西アフリカにはがなぜか雌鶏を食わない地方があるので、その訳を解かんとて作られた譚と見える...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??