...その代りに感覚的な美を叙述する事にかけては...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...その『アンチゴーネ』の中に叙述する所...
高木敏雄 「比較神話学」
...あるいは民俗を民俗として叙述することが少いため...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...かかる歴史を知りまた叙述することは...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...材料たる人間の心理にまで立ち入って叙述するのであるが...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...その真理を叙述する体系とかいう概念を以ては...
戸坂潤 「科学方法論」
...之を叙述するものであると云っても...
戸坂潤 「科学方法論」
...この限界を簡単に叙述する機会である*...
戸坂潤 「科学方法論」
...先に論理学的に述べた点を統計の基本観念たるこの大数法則に集中して叙述する...
戸坂潤 「読書法」
...熱情を叙述することでさえなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鼻に嗅(か)いで得たる形相(ぎょうそう)をもって叙述する事になります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「我々が林中の木を一本一本に叙述するの煩(はん)を避けて...
夏目漱石 「創作家の態度」
...故に予は他日を期し端(はし)を改めて叙述する所あらんと欲す...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...それが表面的に「事件を叙述する詩」と解され...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...或いはまた自己の哲学体系を要約して叙述することを目的とするものでもない...
三木清 「哲学入門」
...ずっと考究し叙述するのに手ごたえも興味もある問題を持ったわけだ」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やや順序立てて叙述することによって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...『論語』は他の言葉で叙述することのできない無数の宝玉を蔵している...
和辻哲郎 「孔子」
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