...その代りに感覚的な美を叙述する事にかけては...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...(外国の作家はどんなささやかな事件を叙述するにあたっても必ず年号をいれる傾向があるように思われます...
太宰治 「女の決闘」
...私の之から叙述するのも...
太宰治 「ろまん燈籠」
...あるいは民俗を民俗として叙述することが少いため...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...かかる歴史を知りまた叙述することは...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...之に反して存在の反映を具体的に叙述する処の概念である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...一定の科学的な形態の下に叙述するのが叙述様式・叙述方法である...
戸坂潤 「科学論」
...泣く人の事を叙述するのとわれは泣かずして...
夏目漱石 「写生文」
...すなわち撰択されたものを叙述する態度と同じ事で...
夏目漱石 「創作家の態度」
...さてこれを叙述する段になれば(腹の中で叙述しても...
夏目漱石 「創作家の態度」
...認めたままを叙述する意味に用いるつもりであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...これを叙述する時には...
夏目漱石 「創作家の態度」
...それが表面的に「事件を叙述する詩」と解され...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...がここではその冗々(くだくだ)しい取り調べの様を叙述する必要はない...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...何卒これにお懲りなく……」この談判を残りなく叙述するとはなはだ飛躍した演劇的場面になるのだが...
久生十蘭 「魔都」
...外国語の駆使に堪へざる作者が日本語を以て日本の裁判所に於ての出来事らしく叙述するのは...
平出修 「公判」
...ずっと考究し叙述するのに手ごたえも興味もある問題を持ったわけだ」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...事も細かに叙述するを常とした...
柳田国男 「山の人生」
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