...十牛図:曹洞宗の禅宗叙景(じょけい)...
...しかも其歌の極平凡な叙事叙景の歌に過ぎない事...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...叙景的なものは至って少ない...
違星北斗 「北斗帖」
...それ故、私の短歌も詩も、叙景や、客観描写のものは甚だ少く、多くは直接法の主観的言志の形をとっている...
高村光太郎 「自分と詩との関係」
...「山もせにさける馬酔木(あしび)」と叙景せられたりするのを見れば...
土田杏村 「あしびの花」
...叙景や抒情が入り乱れ...
寺田寅彦 「書簡(※[#ローマ数字2、1-13-22])」
...「たけくらべ」第一回の書初めに見る叙景の文は即ちこの処であつた...
永井荷風 「里の今昔」
...一 小説は人物の描写叙事叙景何事も説明に傾かぬやう心掛くべし...
永井荷風 「小説作法」
...一 小説作法(さくほう)の中(うち)人物描写に次ぎて苦心すべきは叙景なり(対話は人物描写の一端と見るが故にここに言はず)小説中の叙景は常に人物と密接の関係を保たしむべし...
永井荷風 「小説作法」
...一 叙景も外面の形より写さず内面より描く方法を取るべし...
永井荷風 「小説作法」
...ゴンクウル兄弟が En 18… の篇中に書いた月夜(げつや)ムウドンの麗(うるわ)しい叙景は...
永井荷風 「夏の町」
...いわば小説の叙景もしくは芝居の道具立(どうぐだて)を見るような興味に似ている...
永井荷風 「日和下駄」
...「花瓶」また「狐」などと題した作品の中に見られる叙景は其の一例である...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...編中の叙景は東京近郊のひらけなかつた頃の追憶に基くもので...
永井荷風 「来訪者」
...三四郎が初めてここへ野々宮さんを訪ねる所の叙景が実によくこの地下室の特異な風景を現わしているように私どもには思われる...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...対象を客観的に叙景する時にのみ...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...曙覧の叙景法を見るにしからず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...叙景の三種に別(わか)つて論じた事があつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...叙情といふ事はあるが叙景といふ事はないといふたので...
正岡子規 「病牀六尺」
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