「叙景」の意味
風景や情景を描写すること
「叙景」の例文(場面別)
- 文学・小説彼の小説は叙景の巧みさが特徴で、読者はまるでその場にいるような感覚に陥る。
- 旅行記・ブログこの旅行記では、著者が訪れた街の叙景が詳細に記されており、読者はその美しさを容易に想像できる。
- 教育・作文指導作文の授業では、生徒たちに叙景の練習として、身近な風景を描写させる課題が出された。
小説での「叙景」の使い方
...十牛図:曹洞宗の禅宗叙景(じょけい)...
...しかも其歌の極平凡な叙事叙景の歌に過ぎない事...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...この叙景に忘れてはならないものは...
谷譲次 「踊る地平線」
...旋頭歌形式(五七七―五七七)長┌小長歌(七句から十五句)歌│中長歌(十六句から五十句)└大長歌(五十一句以上)┌抒情詩┐┌主観詩┤ │詩│ └思想詩│歌│ ├叙景的抒情詩│ ┌叙事詩│└客観詩┤ │└叙景詩┘...
種田山頭火 「其中日記」
...この小犬は二人の長い月日を叙景的に繋ぎ合せる深い因縁をもつてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...一 小説は人物の描写叙事叙景何事も説明に傾かぬやう心掛くべし...
永井荷風 「小説作法」
...一 叙景も外面の形より写さず内面より描く方法を取るべし...
永井荷風 「小説作法」
...もつれ糸などの人物叙景を想ひ起したたり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...編中の叙景は東京近郊のひらけなかつた頃の追憶に基くもので...
永井荷風 「来訪者」
...押して簡単な叙景をすることとする...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...これだけの叙景として...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...そこの詳しい叙景をぺらぺらと述べました...
牧野信一 「蔭ひなた」
...一昨夜彼のこれまでの作品――主として「鯉」から「シグレ島叙景」まで幾篇かの傑作佳作に就いて感ずるところを誌して見た...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...叙景の三種に別(わか)つて論じた事があつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...叙情といふ事はあるが叙景といふ事はないといふたので...
正岡子規 「病牀六尺」
...先づ第一句にて「子ら」と呼びかけたれば全体が子らに対する言葉なるべしと思ひきや言ひかけは第四句に止まり第五句は突然と叙景の句を出したり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...という叙景の部分...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この叙景は非常に典雅で而も健やかで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...茶山の律詩に叙景の聯がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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