...男女の抱擁(はうよう)を「釦(ボタン)が釦の孔(あな)に嵌まるやうに一緒(いつしよ)になつた」と叙(じよ)してある如き其の一つである...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...長い文章で景色のみを叙する事は不適当であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...叙事と抒情(じょじょう)とによって文学の部門を分けるのは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...歴史科学は価値への関係づけを以て叙述の方法としなければならないと考えられる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...又彼の哲学体系それ自身が自我の自由の自覚に行くために叙述されるのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...中年期に入って叙事詩人となる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一人の生活を叙して...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...「ロッパ自叙伝」は全くくたびれる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...叙して不可なるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...斎の書牘には榕亭の第宅(ていたく)庭園が細叙してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此にその叙実の段を抄出する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...叙法眼位」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...理想主義の類想を宗とする弊、實際主義の個想を宗とする利、いづれも叙情詩、叙事詩、戲曲の三門を通じて見るべきものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そのこゝに入ること能はざるものは唯叙情詩の一體のみ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...第三巻第三章の叙述を見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...思う男の安否を卜(ぼく)せんとしたインドの少女が「活(い)きている」と悦(よろこ)んで叫んだ光景が叙(の)べてある...
柳田国男 「山の人生」
...前衛:300メエトル 附け剣 前へ大道(だいだう)散兵 熱心 激励群馬(ぐんば)腋(わき)項(うなじ)褐色銅色(どうしよく)気息(いき)づかひ+(プラス)背嚢(はいなう)30キロ 警戒=大秤量機(ひやうりやうき)鉄屑 貯金筒(づつ)怯儒(きよだ):3戦慄 号令 石 熱狂 敵 誘導物 敏捷 名誉此(この)一聯(れん)は敵の接近したのを見て司令官が我(わが)隊を激励する光景を叙した物だと云ふが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...相馬御厨(ミクリヤ)ノ下司(ゲス)ニ叙(ジヨ)ス...
吉川英治 「平の将門」
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