...抒情(じょじょう)なり叙景なり...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...エチオピアの料理人が榲(マルメロ)を蜜の中へ入れて貯へる方法を叙述しようとした...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...やゝ長(なが)い叙事的歌詞(じよじてきかし)のやうなものを...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...古代神話の叙述からの文献的引用を以て...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...この関係は叙述方法に於ても亦反復される...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...世人をして殆ど百鬼夜行の画図を視るの感あらしめたり其顛末を略叙すること左の如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いさゝか今昔の感を叙する代りとした...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...しかしこの事は叙述の筆を以てするよりもむしろ絵画の技(ぎ)を以てするに如(し)くはない...
永井荷風 「日和下駄」
...比較的短い叙述の中に...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...蕪村は叙景派の詩人である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...叙事詩は客観的の詩に属する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...或(あるい)は散文の叙事詩と呼んでいる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...こうした叙事詩の類でなくして...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...荘重典雅な形式的の叙事詩(エピック)に始まっている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...イランおよびペルシャの君主英雄の行為を歌った約六万対句の叙事詩)の中の Turan 王 Pesheng の子...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...人間派の旨、若小天地想に在らば、是れ叙情詩、叙事詩、戲曲の三門を通じて求めらるべきものなれば、われこれに配するに「ドラマ」を以てせむことを欲せず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...こう二者の英傑の一面にある風情をもよく叙(じょ)していて余すところがない...
吉川英治 「黒田如水」
...六弁八史の叙目は...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索