...このとき英国王は彼をナイトに叙した...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...雨と夜と秋との場合に最も自分の氣に入るといふ事を叙べ...
石川啄木 「葬列」
...時にはこれで叙情に適する場合もある...
高浜虚子 「俳句への道」
...男女の争闘といふものはああした叙述的なものでなくて...
田山録弥 「三月の創作」
...最初の叙述から始めて恐らく対象による分類の辺に至るまでの間は...
戸坂潤 「科学方法論」
...そのラブレー風の叙事詩曲がまだでき上がらない前から演奏を申し込んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...せっかく興味をもって読みつづいていた勝の親父の自叙伝を...
中里介山 「大菩薩峠」
...楚(そ)の屈原(くつげん)の憂憤(うっぷん)を叙して...
中島敦 「李陵」
...純粋の叙述ではない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...客観主観の叙述が合し得るごとくに合し得るものと見ても差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...巨獣のように横行していた古典の叙事詩や劇詩の類は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...抒情詩的にも、叙事詩的にも、一も心に浪を起し、真の詩的陶酔を感じさせる自由詩がない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...外国語の駆使に堪へざる作者が日本語を以て日本の裁判所に於ての出来事らしく叙述するのは...
平出修 「公判」
...その二百二十九わたくしは池田玄俊の事蹟を叙して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...只偶(たま/\)曾能子刀自の話頭に上つたものを叙列することとする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(淨瑠璃のある部分を除く外は)おほむね理想詩(叙情派)に屬すといひて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...長谷川如是閑(にょぜかん)氏の「心の自叙伝」...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...そうしてこれらの叙情詩の特性は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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