...化学の部分はファラデーが受け持ち...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...毎日備前守(びぜんのかみ)受け持ちの工事場へ出て...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...各受け持ちの仕事は少しも手をゆるめないで働きながらの話に笑い興じて...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...その受け持ち時間だけ行つたらいい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...引き締つた熱心の顏で勢ひよく受け持ちの教室に這入ると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...同病院で精神病受け持ちの醫者に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...手曳きという役は手を曳くばかりが受け持ちではない飲食起臥(きが)入浴上厠(じょうし)等日常生活の些事(さじ)に亘(わた)って面倒を見なければならぬしこうして佐助は春琴の幼時よりこれらの任務を担当し性癖(せいへき)を呑(の)み込(こ)んでいたので彼でなければ到底気に入るようには行かなかった佐助はむしろこの意味において春琴に取り欠くべからざる存在であった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...あなたが受け持ちの三人の紳士のうち...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...高等課の受け持ちである...
戸坂潤 「社会時評」
...耕作は赤木が受け持ち...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...花はまさしく花派の受け持ちだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――この生活に必要な物を民衆に与える仕事はだれの受け持ちだろうか?」「それは政府でしょう」「なるほど...
永井隆 「この子を残して」
...なるほど久助君の受け持ちだった山口先生ににてはいるが...
新美南吉 「嘘」
...身のまわりと受け持ちの部屋部屋に出ているものをことごとく整理し...
羽仁もと子 「女中訓」
...下水の掃除を一手受け持ちと任じたらよいようだが...
南方熊楠 「十二支考」
...あの惟光(これみつ)の受け持ちの五条の女の家を探る件...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...学校で歴史の時間を受け持ちながらする会社勤めについてまた彼は考えるのだった...
横光利一 「旅愁」
...言わば日本人が受け持ち日本人が形成した限りにおいての隋唐文化が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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