例文・使い方一覧でみる「受け」の意味

...遠い蝋燭の光を受けた... 遠い蝋燭の光を受けたの読み方
芥川龍之介「山鴫」

...他方純情の点に於（おい）て利益を受けていると言ってよい... 他方純情の点に於て利益を受けていると言ってよいの読み方
Ｗ・Ｓ・モーゼス　William Stainton Moses 浅野和三郎訳「霊訓」

...妙義的なるやうに見受けらるゝ也... 妙義的なるやうに見受けらるゝ也の読み方
大町桂月「赤城山」

...十両の合力（ごうりき）を気前よく引受けたのだ... 十両の合力を気前よく引受けたのだの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...ここで凡そリアリズムなるものは唯物論という思惟方法に対応する処の文学方法として初めてその意味を受け取る...
戸坂潤「思想としての文学」

...フョードル・パーヴロヴィッチは酔っ払っていたために受け取ったばかりの虹幣を三枚自宅の庭のぬかるみへ落としたことがある...
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...その日暮に河の堤防まで来てくれと彼女から呼び出しを受けたと... その日暮に河の堤防まで来てくれと彼女から呼び出しを受けたとの読み方
豊島与志雄「田園の幻」

...今般これらも松山征討の命を受けた... 今般これらも松山征討の命を受けたの読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...譲り受けて、丹念に取毀（とりこわ）し、そうして我々の胆吹山麓、上平館（かみひらやかた）の王国の中へそのまま移し換えることはできないものでしょうか... 譲り受けて、丹念に取毀し、そうして我々の胆吹山麓、上平館の王国の中へそのまま移し換えることはできないものでしょうかの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...低温室の中にはいって涼しいという感じを受けたことは一度もない...
中谷宇吉郎「清々しさの研究の話」

...引きかえに金を渡す者からはむろん即座に受け取るが... 引きかえに金を渡す者からはむろん即座に受け取るがの読み方
夏目漱石「三四郎」

...私が買受けたことになっております... 私が買受けたことになっておりますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...部厚な慰斗（のし）袋を受けとった... 部厚な慰斗袋を受けとったの読み方
火野葦平「花と龍」

...あれだけ思ってくれる気持を受けないなんて... あれだけ思ってくれる気持を受けないなんての読み方
山本周五郎「契りきぬ」

...あとは引受けたぞ」甲斐が口の中でなにか云った... あとは引受けたぞ」甲斐が口の中でなにか云ったの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...この饗応を自分中心に受けて... この饗応を自分中心に受けての読み方
吉川英治「私本太平記」

...恰も昨日今日がその眞盛りであるらしく見受けられた... 恰も昨日今日がその眞盛りであるらしく見受けられたの読み方
若山牧水「みなかみ紀行」

...その侍女が先ず洗礼を受けてマリアとなった... その侍女が先ず洗礼を受けてマリアとなったの読み方
和辻哲郎「鎖国」

「受け」の読みかた

「受け」の書き方・書き順

いろんなフォントで「受け」