...やはりくだらないという心もちは取消しようがない...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...自分はこの一節を取消したく思ふ...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...女の写真屋の話は最う取消しだ...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...シーンと更け渡っての文句は取消しである...
海野十三 「軍用鼠」
...また今迄のを取消して仕事を始めたりなど...
高村光太郎 「美術学校時代」
...これはしばらく取消しにしよう...
太宰治 「虚構の春」
...寝台券の取消しだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...それでは唯今の何とかを取消します...
寺田寅彦 「議会の印象」
...それをあとから一寸取消してくれ...
直木三十五 「死までを語る」
...いくらでも取消しの道はつくというものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...アツサリ取消しはなかつたことと...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...初めのお答を取消しにいたします...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その馬が出走取消しされても...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...今迄の君との婚約も一応取消したいと言ってるんだ...
三好十郎 「樹氷」
...未納 でも、もう取消しよ...
森本薫 「華々しき一族」
...「芝方との縁談を取消して下さい」といった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...さきの御依頼は取消したいといつてきた...
吉川英治 「折々の記」
...取消していただきたい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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