...私は取るものも取りあえず...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...取るものも取りあえず座から転び出した...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...かつその成果を我らに承認せしめたる暁は……我ら取るものも取りあえず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...……そして取るものも取りあえず...
相馬泰三 「六月」
...それで取るものも取りあえず...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...取るものも取りあえずにこうして急いで参りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...番所からは取るものも取りあえず用船を出して取調べた上...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...取るものも取りあえず駈けつけましたが」彼は阻まれたように思って顔をあげた...
本庄陸男 「石狩川」
...取るものも取りあえず駈けつけて来た恰好(かっこう)であった...
本庄陸男 「石狩川」
...取るものも取りあえず向うを出たのでしょう...
村井弦斎 「食道楽」
...自分は取るものも取りあえず...
森鴎外 「蛇」
...取るものも取りあえず上京して目黒の精神病院を訪問してみますと……又もシインとするほど脅(おびや)かされたのでした...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...先生は取るものも取りあえず直ぐに駈け付けて見ますと...
夢野久作 「白髪小僧」
...取るものも取りあえず帰ってみると...
吉川英治 「三国志」
...南の境にいた司馬懿(しばい)仲達が取るものも取りあえず都へ上(のぼ)って来た...
吉川英治 「三国志」
...取るものも取りあえず...
吉川英治 「三国志」
...取るものも取りあえず...
吉川英治 「新書太閤記」
...取るものも取りあえず駈けつけて来たことなど語って...
吉川英治 「新書太閤記」
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