...実に取るに足りないような小国でありますが...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...その内容を見ると殆んど取るに足りないものだといっていいだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...まことに凡庸で取るに足りないものになることは当然だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...取るに足りないものででもあるように考えるかも知れない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今の処取るに足りない...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...そのものとしては取るに足りないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...取るに足りないちっぽけなものになって...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...然しそれは取るに足りないことだし...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...彼女らはみずから取るに足りない使用人と考えているから...
永井隆 「この子を残して」
...この経験的な知識は取るに足りない量以上であった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...陛下は取るに足りない人間だとお考えでしょうが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...まったく取るに足りないいちばん下っ端の行員なので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...見た限りでは取るに足りない原理から発し得ることを...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...取るに足りない食慾の不滿を生じる場合があつたとしてもですな...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかしそれは取るに足りないことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...自分が作つた取るに足りない拙(まづ)い歌などを...
牧野信一 「青白き公園」
...まるで取るに足りない愚なことで...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...とつひ悲しい戯談気が出て全然取るに足りない事などを云つてしまふ様になる...
牧野信一 「〔同腹異腹〕」
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