...私はそれを冗談として取り消してしまおうと思いました...
伊藤野枝 「「別居」について」
...御取り消し相成りたき旨申し来たれり...
井上円了 「おばけの正体」
...砂糖店側でも一千箱の予約註文だけは取り消してもらいたいと頼んだ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...どうしても口を出さずにはいられないのです」「気の毒だが君の婚約者という資格は取り消したのだ...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...今更取り消したって...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...忽ち半休取り消しという眼に合おうというわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...すると妻はその方に心を奪われ、貨幣の取り扱いに熱中し、指に緑青(ろくしょう)を染め、折半小作人や請作人を仕込み、代言人をよび、公証人を指揮し、弁護士をわずらわし、法官を訪れ、裁判を起こし、証書を作り、契約を書かせ、得意になり、売り、買い、計算し、命令し、約束し和解し、契約し取り消し、譲歩し譲与し還付し、整理し、混乱させ、蓄財し、浪費する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを取り消しはしない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...新聞で廣告して取り消してやらうかと云つたら御免と云ふてきました...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...「自分の指導を受けた先生によろしく」と校正が誤っているのだけはぜひ取り消しておきたい...
夏目漱石 「戦争からきた行き違い」
...是非取り消してくれと請求に及んだ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...私が立候補を取り消したあとで...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...已(や)むなく前言を取り消して...
福田英子 「妾の半生涯」
...ただ出走取り消しの言い訳が欲しいだけだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...なぜブレナム号の出走取り消しをしないかと聞かれたとき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...私は何うかして彼れの愁傷を取り消したいと願いながら...
松永延造 「ラ氏の笛」
...そんなら取り消しだが...
横光利一 「旅愁」
...一度いったことを取り消したりなんかしないだろう」その後へは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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