...私はそれを冗談として取り消してしまおうと思いました...
伊藤野枝 「「別居」について」
...さっそく取り消しを要求しようと考えたが...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...まだ君は取り消してない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...都合によると、北海道にとどまることが出來るかも知れないが、それにしても、妾と手を切るのは勿論、お前を受け出してやると云つた約束も、この場合、取り消しだ、と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...慌(あわ)てて取り消したことがあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかしこれを読んだために私がここに書いた事の一部を取り消したり変更する必要は起こらなかった...
寺田寅彦 「笑い」
...一度出したものは取り消しはしないことになっているんですがね...
徳田秋声 「仮装人物」
...あの言葉は取り消しますね...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...新聞で廣告して取り消してやらうかと云つたら御免と云ふてきました...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...「自分の指導を受けた先生によろしく」と校正が誤っているのだけはぜひ取り消しておきたい...
夏目漱石 「戦争からきた行き違い」
...正誤どころか取り消しも見えない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...是非取り消してくれと請求に及んだ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...綺麗(きれい)にそれを晴らしてくれるのが兄の義務――義務は取り消します...
夏目漱石 「明暗」
...アブサラムに出走取り消しを確約すれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...出走取り消しされると思います...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...出走取り消しもできません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...あとから取り消したか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一度いったことを取り消したりなんかしないだろう」その後へは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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