例文・使い方一覧でみる「取り止め」の意味


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...お蔭で生命(いのち)だけは取り止めた...   お蔭で生命だけは取り止めたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...この上はこの人の丹精によって師匠の一命を取り止めるより道もないことと観念致しおった次第であった...   この上はこの人の丹精によって師匠の一命を取り止めるより道もないことと観念致しおった次第であったの読み方
高村光雲 「幕末維新懐古談」

...言わば取り止めのない悪夢のような不安の陰影が国民全体の意識の底層に揺曳(ようえい)していることは事実である...   言わば取り止めのない悪夢のような不安の陰影が国民全体の意識の底層に揺曳していることは事実であるの読み方
寺田寅彦 「天災と国防」

...廻す拍子に一度危なく取落そうとしてやっと取り止めた様子は滑稽であった...   廻す拍子に一度危なく取落そうとしてやっと取り止めた様子は滑稽であったの読み方
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」

...一向取り止めのない判らない論文がよくあるものである...   一向取り止めのない判らない論文がよくあるものであるの読み方
戸坂潤 「読書法」

...一向取り止めの無い顔をして暮してしまいました...   一向取り止めの無い顔をして暮してしまいましたの読み方
野村胡堂 「踊る美人像」

...辛(から)くも命を取り止めたのです...   辛くも命を取り止めたのですの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...一向取り止めなくなって...   一向取り止めなくなっての読み方
久生十蘭 「魔都」

...などゝ取り止めもないことをつぎ/\と思つてゐた...   などゝ取り止めもないことをつぎ/\と思つてゐたの読み方
平山千代子 「「みの」の死」

...私が辛くも取り止めました...   私が辛くも取り止めましたの読み方
牧野信一 「初夏」

...悟空は失神してゆく己が心を取り止めることが出来なかつた...   悟空は失神してゆく己が心を取り止めることが出来なかつたの読み方
牧野信一 「闘戦勝仏」

...その季節のことを書けと云はれて、俄におもひ泛べられて来るかずかずをばメモのやうに書き付けて見る、ほんのなんの、取り止めもなく...   その季節のことを書けと云はれて、俄におもひ泛べられて来るかずかずをばメモのやうに書き付けて見る、ほんのなんの、取り止めもなくの読み方
正岡容 「下町歳事記」

...我国の禁止や制限を取り止め神の慈悲深き叡智に抗することを止めさえすればよいのである...   我国の禁止や制限を取り止め神の慈悲深き叡智に抗することを止めさえすればよいのであるの読み方
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」

...お取り止めの石ださうであるが...   お取り止めの石ださうであるがの読み方
室生犀星 「名園の落水」

...世にも取り止めのない...   世にも取り止めのないの読み方
夢野久作 「押絵の奇蹟」

...只いろいろと取り止めもない夢のような事を考えている...   只いろいろと取り止めもない夢のような事を考えているの読み方
夢野久作 「暗黒公使」

...やう/\に取り止め候ひしとか承り及びて候...   やう/\に取り止め候ひしとか承り及びて候の読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...お取り止めもなりますまい...   お取り止めもなりますまいの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

「取り止め」の書き方・書き順

いろんなフォントで「取り止め」

「取り止め」の英語の意味


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