...貞世を取り次ぎに出した...
有島武郎 「或る女」
...自ら進んで省作との間に文通も取り次ぎ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...編集部の取り次ぎ嬢が待ち構えていたように飛び出して来て...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...御主人にお取り次ぎ下さい」と...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...若い男の西洋人が取り次ぎに出た...
寺田寅彦 「二十四年前」
...取り次ぎをしたものはまた留守中の来客の名と...
羽仁もと子 「女中訓」
...早う、かえりましょう」「ところが、あッしの顔を、一目ごらんになりゃあ、御病人も屹度、よくなるんで――それにこの男にかつがせてまいった品を、どうしても、じきじきお渡ししなけりゃあなりませんし、そこを、どうか――」「いかに申しても、お取り次ぎ、出来ぬと申すに! 帰れ!」一五「へえ、不思議なことをおっしゃるものだね?」と、闇太郎、玄関ざむらいに、「折角、御隠居さまの御病気に、かならずきき目のあるものを、持って来たというあッしを、かたくなに木戸をつくたあ、こいつあ変妙だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今日のように取り次ぎが中に立つ話ではなしに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中宮も命婦(みょうぶ)を取り次ぎにしてお言葉があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宰相の君なども会話の取り次ぎをするのが晴れがましくてできそうな気もせず隠れているのを源氏は無言で引き出したりした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...話は取り次ぎなしでした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御息所の病室とここを通う取り次ぎの女房の往復の暇どる間を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫は宮へ取り次ぎをもって申し上げさせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「今朝(けさ)から身体(からだ)を悪くしておりますから」と取り次ぎに言わせて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮へお取り次ぎを頼んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...随身が取り次ぎを頼む人に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...血族の者とお認めくださいましておっしゃってくださいますあなたは頼もしい方に思われます」取り次ぎの者に言うというふうにでもなしに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前線から来た軍状を取り次ぎ...
吉川英治 「新書太閤記」
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