...魚肉よりも鳥肉が勝っておるから取り替えておこうと思い...
井上円了 「おばけの正体」
...貸本屋というのは大抵一週間か十日ほどで次の本と取り替えにくるものですが...
上村松園 「あのころ」
...ガラスの取り替えは...
江戸川乱歩 「影男」
...色シャツの手早い取り替えという方法で応用したのである...
江戸川乱歩 「影男」
...まるで老人と若者が持役の取り替えっこでもしたようである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...水を取り替え取り替え滌(すす)いでいた...
徳田秋声 「足迹」
...取り替えてもらおう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...取り替え人の衣服にははなはだ具合が悪かった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...取り替えられたものはどうも従い用い奉ることは出来ますまい」といわれた...
中里介山 「法然行伝」
...堅いのと取り替えた...
夏目漱石 「門」
...白い木綿のシャツは毎日取り替えていたが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...暑い時分には毎日取り替えたという事実を聞いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...とたんに隣の神さんが私の忘れてきた煙草入れと履きちがえてきた下駄を取り替えにきた...
正岡容 「初看板」
...後(のち)諸神これを憐み千の眼に取り替えやった...
南方熊楠 「十二支考」
...落ち着いていられずに扇だけをあとのしるしに取り替えて源氏はその室を出てしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは語と語の取り替えっこである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それと取り替えてこちらを保存してもらいたいような実例に次のごとき話もある...
柳田国男 「雪国の春」
...空いた皿と取り替えた...
横光利一 「旅愁」
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