...そこで簀子だけは取り替えて青くなっているというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...言つた……「ぼくの小銭(ペニイ)をほかの物に取り替えてくれる人がいないらしいからね...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...水を取り替え取り替え滌(すす)いでいた...
徳田秋声 「足迹」
...取り替え人の衣服にははなはだ具合が悪かった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...現に畳などは取り替え立てでまだ新らしい香(か)がした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...堅いのと取り替えた...
夏目漱石 「門」
...ベッドを取り替えてやらにゃならんな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...より正しいものに取り替えることによって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あっちのと取り替えてきてくれ」玄石は...
平林初之輔 「二人の盲人」
...とたんに隣の神さんが私の忘れてきた煙草入れと履きちがえてきた下駄を取り替えにきた...
正岡容 「初看板」
...後(のち)諸神これを憐み千の眼に取り替えやった...
南方熊楠 「十二支考」
...取り替えてきた扇は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...往々にしてますますわからない語との取り替えっこである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それと取り替えてこちらを保存してもらいたいような実例に次のごとき話もある...
柳田国男 「雪国の春」
...わたしのとこっそり取り替えっこしときましょうや...
横光利一 「旅愁」
...それを取り替えることなど出来ようか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内匠頭とて、浅野又右衛門長勝(ながかつ)が末(すえ)、赤穂の城には、まだまだ、多くの愛すべき家来共も居るに、なんで、高家の老ぼれと、それとを、取り替えようぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...にんじんはペンを取り替えたとしか思えない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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