...気違いでないあたりまえの象として見られ取り扱われるようになった事はこの象にとってどんなにうれしい事であったろう...
寺田寅彦 「解かれた象」
...どこのだれだかわからぬ男に渡してしまって物品のように取り扱われる気にどうしてもなれなかったのである...
寺田寅彦 「備忘録」
...ブルジョア社会科学によれば之等のものは全く形式主義的に取り扱われる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...形態学的に取り扱われる外はなくなる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...個人的意識の類推物又は対応物として取り扱われる外にどうしても方法が見当らないのは尤もである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それは例えば知識学的に取り扱われることの出来ない概念であろう**...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...真理概念は取り扱われることが必要である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...何れにしても空間表象はこの場合空間知覚として取り扱われる...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...現象学的に取り扱われることによって...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...博士によると自然なるものはいやしくも夫が認識論や論理学で取り扱われる時は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...茲では意識がただの意識として取り扱われることは出来ぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処が之では折角の満州帝国が朝鮮並みに取り扱われることになりそうで...
戸坂潤 「社会時評」
...それであればこそ空間が空間概念として取り扱われる優れた理由があったのである...
戸坂潤 「性格としての空間」
...殆んど同じような種類の人間として一括して取り扱われる場合もあったし...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ながめられ触(さわ)られ取り扱われるのを屈辱のように感じていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小六は友達からそう呑気(のんき)な怠けもののように取り扱われるのを...
夏目漱石 「門」
...身体の膨大な数の部分が上の過程によって部分的に取り扱われる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...どんなに烈(はげ)しい内容を取り扱われる場合でも...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
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