...ところがまたこの象を取り扱う人間もまたあいにくきわめて純良で正直であって...
寺田寅彦 「解かれた象」
...それがどのように専門的なアカデミカルな事物を取り扱うにしても...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...第二部動力学は運動を性質として取り扱う...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...此等の学問の取り扱う世界の性質からして区別される方が...
戸坂潤 「科学方法論」
...処が歴史科学はこの意味を専ら取り扱う科学ではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...かかる因果は単に個々のものに就いての因果であるばかりではなく――それならばフリッシュアイゼン・ケーラーの云うように自然科学も夫を取り扱うことが出来る――...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学そのものに対して科学が取り扱う対象が...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...論理を単に論理として独立化して取り扱う代りに...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ジャーナリズムが例えば科学的理論を取り扱う時にも...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...意識現象を完全に踏み越えたものをも取り扱うことの出来る程に高度の...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そして生きた存在を取り扱うものが De Anima なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...これを理論的に取り扱うこともできるが...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...彼の恋をどう取り扱うつもりかと尋ねました...
夏目漱石 「こころ」
...塊まりとして取り扱うよりほかに手のつけられないものだと云う観念を脱する便宜もあり...
夏目漱石 「創作家の態度」
...近代医学と呼ばれているものを取り扱う第2巻は活発に進行していて...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...赤札のは直ぐに取り扱う...
森鴎外 「あそび」
...しかしそれをあくまでも天地の主宰者として取り扱うところに...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...あたかも小鳥を取り扱うようである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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