...策略を以て税を取り得ない...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...この際いくらでも示談金の取り得だというような軽薄さで眼前の小利に惑わされたら百年の悔いをのこす...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...斯かる英雄が一国も取り得ざるは...
大町桂月 「秋の筑波山」
...それが結局に於て自分自身のプラスとなるという結果を感じ取り得ることが必要だ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...假令幸にして乘取り得たるとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...仮令幸にして乗取り得たるとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それを両腕に抱き取り得なかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その両眼の潤(うる)んだ熱烈なヴェール越しに読み取り得るには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雑然たるささやきのような隣室の響きを彼は聞き取り得ただろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...社会哲学者らが見て取り得る第一層までは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...出来る丈け有利な方法が取り得られるならば...
平出修 「瘢痕」
...「だけど考へても御覧な! 一体周子の何処に取り得があるの?」と...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...第一次大戦の戦後派のような形を取り得ず...
三好十郎 「恐怖の季節」
...型より抜取るには型底を熱湯にちょいと漬け手早く振動かせば容易に抜取り得べし...
村井弦斎 「食道楽」
...主人大事に豆々しく働いているのが取り得の女であった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...そのまま久能は鼓を取り得ずに逃げ帰って間もなく息を引き取ったが...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...相手の生血を吸い取り得れば――相手を丸裸になし得れば――又はどこかに売りこかし得れば...
夢野久作 「鼻の表現」
...または一千五百万を受取り得よう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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