...我々に聞き取り得たのは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...漸(ようや)くきれぎれに聴き取り得たところでは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...哲学や科学の方はまだまだ世俗的・大衆的・な形を取り得ないでいるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...仮令幸にして乗取り得たるとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いかなる男もかつて完全に見て取り得なかったものを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だれも見て取り得なかったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何なる形体をも取り得ないものであり...
豊島与志雄 「文学以前」
...外部のことを聞き取り得る平静を得てきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...暗闇(くらやみ)のために妙に悲痛に聞こえる次の対話をそっくり聞き取り得た...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャヴェルはそれと見て取り得なかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...又山形縣の人より贈來りし干柿あれば四五日の間は平日の如く箸を取り得べし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...舞台を江戸に取り得たのは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...延徳三年の五月までおよそ二か年間に催促して取り得た総額は...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...少くとも五年ごとには受取り得よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この鐘を奪いに来たが俄(にわか)に雷電して取り得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...第一次大戦の戦後派のような形を取り得ず...
三好十郎 「恐怖の季節」
...いつ何時でも「嫌なら嫌でいい」という態度を取り得るまでに腹を締めているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...さ候(さふら)へど私の取り得べき量を十倍もしたるばかりの粥(かゆ)を白き平たき皿に盛りて鈴木の参りし時は呆(あき)れ申し候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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