...策略を以て税を取り得ない...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...三楽の如き人が一国も取り得ざるが不思議なる也と...
大町桂月 「秋の筑波山」
...其結果はどうなつたかと云ふと――國家の持つて居つて地方官が租税を取り得る土地を公田と云ふのですが...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...我々に聞き取り得たのは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...漸(ようや)くきれぎれに聴き取り得たところでは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...表現形態を取り得ない研究は何等実質的な研究でなく...
戸坂潤 「辞典」
...假令幸にして乘取り得たるとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...仮令幸にして乗取り得たるとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...実にジャン・クリストフのうちに聴き取り得らるるのである...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...第一の手段も第二の手段も取り得なかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは現今の感受性が聞き取り得る音のうちの...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...延徳三年の五月までおよそ二か年間に催促して取り得た総額は...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...これだけの条件を取り得たことさえ成功と思わねばならぬのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...何うしても相手の信号を読み取り得なかった...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...少くとも五年ごとには受取り得よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この呆んやりが自分の取り得だと知っている...
矢田津世子 「女心拾遺」
...わが聞取り得たる処は...
夢野久作 「白くれない」
...あきらかな方向を持ち得ない――また悠々(ゆうゆう)たる緩急(かんきゅう)を取り得ない――奇変一法の兵となった...
吉川英治 「新書太閤記」
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