...文芸春秋)三「青い天使」と同日に「モンテカルロ」を見たのもおもしろい取り合わせであった...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...近ごろ映画芸術の理論で言うところのモンタージュはやはり取り合わせの芸術である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...取り合わせる二つのものの選択の方針がいろいろある...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...潜在意識の暗やみの中でつながっているかによって取り合わせの結果は全く別なものとなる...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...蕉門俳諧の方法の特徴は全くこの潜在的連想の糸によって物を取り合わせるというところにある...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...潜在的であるゆえにまた俳諧の無心所着的(むしんしょじゃくてき)な取り合わせ方は夢の現象における物象の取り合わせに類似する...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...それはとにかく材料の選択と取り合わせだけではまだ発句はできない...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...たとえば江上の杜鵑(ほととぎす)というありふれた取り合わせでも...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...ラジオによる音響放送の素材の適当なる取り合わせ...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...草木や薔薇を取り合わせた現代方式まである...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...重ねの取り合わせの特にすぐれた物を選んで贈ったのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...淡紫(うすむらさき)などの明るい取り合わせの着物は着ていたが顔はまたことさらに美しく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この家(うち)ではこんな普通の衣服の色の取り合わせをしたりすることが長くなかったのですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もしくは萱草(かんぞう)のような赤い花でも取り合わせてみようと思わぬのかといってみた...
柳田国男 「雪国の春」
...襟や着物の取り合わせ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...着物の柄は調和を破る位に極端な取り合わせを用いなければ引っ立たなかった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...これに準社友の芋倉長江画伯を取り合わせると古今の名コンビで...
夢野久作 「呑仙士」
...この三種類の鼻の表現を取り合わせて人間らしい高さと恰好に加減して行くところに...
夢野久作 「鼻の表現」
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