...その時分は人物を大きく描かず風景と取り合わせた傾向のものが多かったようどす...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...その方からの御紹介だそうですがね」東洋石油の会社員とソシアル・ダンス!―――随分妙な取り合わせだと思いながら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...モンタージュはすなわちモンテーであり、マウンティングであり、日本語では取り付け、取り合わせ、付け合わせ、あしらいである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それをよく取り合わせるのが上手(じょうず)というものである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...取り合わせる二つのものの選択の方針がいろいろある...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...潜在意識の暗やみの中でつながっているかによって取り合わせの結果は全く別なものとなる...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...古人が曲輪(くるわ)の内より取り合わせるか...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...たとえば食物でも巧みに取り合わせられた料理は一種のモンタージュ芸術と言われなくもない...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...ラジオによる音響放送の素材の適当なる取り合わせ...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...奇妙な取り合わせをなしていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...」「盗んだものが実に妙な取り合わせだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...一皿の野菜という取り合わせを一度食して以来...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...よいように取り合わせてお使いください...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...襟や着物の取り合わせ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...取り合わせからいっても大成功と云わねばならぬ...
夢野久作 「暗黒公使」
...純真美妙に取り合わせたかという事を考えますと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これに準社友の芋倉長江画伯を取り合わせると古今の名コンビで...
夢野久作 「呑仙士」
...この三種類の鼻の表現を取り合わせて人間らしい高さと恰好に加減して行くところに...
夢野久作 「鼻の表現」
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