例文・使い方一覧でみる「取り上げ」の意味
スポンサーリンク...その金を借りだしてどうなさろうというのかな」父は書類を取り上げながらこう尋ねた... 
有島武郎 「星座」
...突き刺して絹を取り上げ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...レーニンがすでに問題として取り上げたような認識論の問題を充分に解明していない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...神様はあなたをそばでよく見ようと思って手に取り上げて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...うれしいっ」カヤノはいきなり人形を取り上げ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...左の手では朱塗の大盃を取り上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...脇差一本を拭うとしては、荒らかな、そうして夥（おびただ）しい揉紙を使用して、その使用した揉紙をけがらわしいものでも捨てるように傍らへ打捨てて、次の紙を取り上げ、取り上げ、刀身を揉み拭うている...
中里介山 「大菩薩峠」
...上に載せた重い写真帖（ちょう）を取り上げて...
夏目漱石 「それから」
...女の云う事だと思ってちっとも取り上げませんので...
夏目漱石 「野分」
...小弟（しょうてい）の手からそれを取り上げて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...人類の手から永久に取り上げて...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...写真を彼から取り上げ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その手紙をまた取り上げましたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...フェアファックス夫人は編物（あみもの）を取り上げ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...困っている原因は本件を警部補から取り上げて...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...又も角燈を取り上げながらポツリポツリと歩き出した...
夢野久作 「老巡査」
...孔明は一時彼の官職を取り上げ...
吉川英治 「三国志」
...取り上げちまえばよかったのさ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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