...何かまじめな事務に取りかかるような気がしておっくうでならない...
伊藤左千夫 「廃める」
...その準備に取りかかる爲め歸北した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いざ手術に取りかかると実に痛がる様子を見せたので...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...秘密の仕事に取りかかるという時に...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...身じたくに取りかかるのでした...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...そろそろ取りかかる...
太宰治 「一日の労苦」
...勇奮して取りかかるのであるが...
太宰治 「作家の像」
...そうして頭を新しく入れ換えて第三号の自画像に取りかかる事にした...
寺田寅彦 「自画像」
...奇怪な出来事の叙述に取りかかるに当って...
豊島与志雄 「作家的思想」
...早速線香花火の方へ取りかかることになった...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...仕事にはすぐ取りかかることが出来た...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...この河童頭(かっぱあたま)の令嬢が一念発起して画道の修業に取りかかるため来村いたしたこと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...俺をさしおいて審理に取りかかるやうな事は決して無い...
平出修 「畜生道」
...そろそろ夕食の支度に取りかかるためであった...
本庄陸男 「石狩川」
...これより繃帯に取りかかるなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...まさか十が十成らぬと思って取りかかる馬鹿も居まい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...筆者が地震の光の調査に取りかかる二十年前に...
武者金吉 「地震なまず」
...その弔慰の方法も講じないまま自分達の尻ぬぐいに取りかかるザマは何だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
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