...物質的家庭趣味の選択に取りかかるべきが順序である...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...何かまじめな事務に取りかかるような気がしておっくうでならない...
伊藤左千夫 「廃める」
...はじめて取りかかるべき筋合ひのものであるとは...
太宰治 「文盲自嘲」
...第二の物語に取りかかる価値があるかないかは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この小説に取りかかる前に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おもむろに闖入に取りかかるというのではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて先生とともにほかの絵の評に取りかかる...
夏目漱石 「三四郎」
...教授連がそろそろ講義に取りかかる頃である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...次には茶の間で笑ってる女連(おんなれん)に取りかかるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...来春早々工事に取りかかる運びにまでなっているというのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仕事に取りかかるのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...俺をさしおいて審理に取りかかるやうな事は決して無い...
平出修 「畜生道」
...しかしまた空腹で大切なことに取りかかることもない...
森鴎外 「阿部一族」
...それはこのメカス摺りに取りかかる前までの話であろう...
柳田國男 「食料名彙」
...村が大きな決意をもって取りかかる方法となっていたが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そこで釜山署に押収しておった不正ダイナマイトを十本ばかり受取った友吉親子は早速準備に取りかかる...
夢野久作 「爆弾太平記」
...はや用意に取りかかる...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのあとで初めておのれの土地に取りかかるのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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