...予はその方どもに何なりと望み次第の褒美を取らすであろう...
芥川龍之介 「邪宗門」
...若干(そこばく)の代を取らすや否や周章(あわ)てて潜門(くぐり)の奥深く消えたという新聞は尋常事(ただごと)ならず思われて...
内田魯庵 「四十年前」
...梯立ての一〇倉椅山を嶮(さが)しみと岩かきかねて一一吾(わ)が手取らすも...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...褒美としてもう二十磅取らするがよいぞ...
薄田泣菫 「茶話」
...帰還許可状を御身に与え取らすべし...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...取らすと申すに」和田は...
直木三十五 「南国太平記」
...酒手(さかて)は取らすべし...
森鴎外 「うたかたの記」
...それを調えて取らする事は...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...質屋の使いのモンビシュウ街三番地にて太田と尋ね来(こ)ん折りには価(あたい)を取らすべきに」少女は驚き感ぜしさま見えて...
森鴎外 「舞姫」
...……もっともここの修行が出来上れば当流の皆伝を取らするがのう……」「……エッ...
夢野久作 「斬られたさに」
...値はいくらでも取らすであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...かなえて取らすであろう程に――)元康も...
吉川英治 「新書太閤記」
...費(つい)えはすべて十倍にして取らすであろうぞ」かくて...
吉川英治 「新書太閤記」
...後に取らす可(べ)き者也...
吉川英治 「新書太閤記」
...おしはなし取らす可き也...
吉川英治 「新書太閤記」
...褒美(ほうび)を取らす...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この青年をすくうて取らす力がない...
吉川英治 「親鸞」
...母が助太刀して取らす...
吉川英治 「宮本武蔵」
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