例文・使い方一覧でみる「取っつき」の意味
スポンサーリンク...ハトはシラミとちがって身体に取っつきはしないのだが... 
高見順 「いやな感じ」
...まず取っつきの横町の小さな下宿屋を二三軒きいてみた...
徳田秋声 「仮装人物」
...入口から取っつきの部屋で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...取っつきを失いながら立去りかねてる悲しみだ...
豊島与志雄 「死ね！」
...取っつきかけたのかしているから危ないものだと...
中里介山 「大菩薩峠」
...近江の国からの取っつきであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...血眼（ちまなこ）になって取っつき引っついている...
中里介山 「大菩薩峠」
...「おや」ガラッ八は寺の後ろの墓地――取っつきにある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それとも知らない人かえ」平次は漸く重大な緒口に取っつきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金井橋を渡ると、その取っつきに、土塀をめぐらしたゆったりとしたひと構え...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...取っつきの階段から二階の方へ登って行く...
久生十蘭 「魔都」
...チチコフとマニーロフとは取っつきの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...それは最初の註解者の見たものよりもずっと取っつきにくく困難なものになっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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