...役場からは禿頭の村長と睡さうな収入役...
石川啄木 「刑余の叔父」
...老収入役がアンチ瘤派と思われていたが...
犬田卯 「瘤」
...その後桐沢台のお邸のことは村役場の永瀬さんという収入役の方が管理をしているが...
橘外男 「逗子物語」
...町役場の収入役のやうでもあり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...其内村の収入役の家で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今のお店を作ったんだ」「フーム」「いまお父さんは市の収入役してるよ...
徳永直 「こんにゃく売り」
...村では眼ぼしい人、例えば村社の神主、収入役、それから長友先生など凡(すべ)て、この不名誉な醜聞(しゅうぶん)の被疑者として、被害を受けねばならなかった...
中村地平 「南方郵信」
...石井収入役も居るな...
火野葦平 「花と龍」
...桑港(サンフランシスコ)警察司法主任ダンカン・マテスン氏――過去十五年間桑港の探偵捜査事務を統轄して目下同市収入役の現職に在る Mr. Duncan Matheson ――の卓上電話が消魂しく鳴り響いて...
牧逸馬 「土から手が」
...町役場の収入役であつた祖父が訊いて来た...
牧野信一 「サクラの花びら」
...収入役をやっとる地主のうちの細君ですがね...
三好十郎 「斬られの仙太」
...収入役をやっとる地主の内の細君ですがね...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...お高さんは収入役の出戻り娘なきりだ...
矢田津世子 「凍雲」
...役場の収入役を勤めるかたわら...
矢田津世子 「凍雲」
...この町の収入役をしているくらいの人間だし...
矢田津世子 「凍雲」
...危ねえ収入役だってことよ」柳屋先生の斡旋は全部徒労に帰してしまった...
矢田津世子 「凍雲」
便利!手書き漢字入力検索