...これを活用しその美果を収めることは出来ない...
大隈重信 「選挙人に与う」
...私は看護婦さんの手助けでベッドに身のまわりのものを収めると...
「草藪」
...少なくも自分の場合には何枚かの六×九センチメートルのコダック・フィルムの中に一九三一年における日本文化の縮図を収めるつもりで歩くのであるが...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...それで効果を収める慣例も乱さず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さうして向後(かうご)独逸が成功を収めれば収める程...
夏目漱石 「点頭録」
...これに反して自然主義から云えば道義の念に訴えて芸術上の成功を収めるのが本領でないから...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...残る二枚を再びもとの隠袋(ポケット)へ収める時...
夏目漱石 「明暗」
...もう邪魔はしないから」と迷亭君がようやく鋒鋩(ほうぼう)を収めると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...夫人の由紀子までもカメラに収めるのです...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...最初段別五升を収めるかわりに...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...これはあなたのよく云っていらっしゃる『白い蚊帖』に収めるためにまとめた短篇の中の一つです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その役目は抜穂の田に出て稲を抜き乾(かわか)し収める以外に...
柳田国男 「海上の道」
...悉(ことごと)く鳥打帽の下に収めるのは不可能で且つ不自然である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...無人の野を収める如く...
吉川英治 「三国志」
...彼らに兵を収めるように...
吉川英治 「三国志」
...たどりついた一寨(さい)――宕渠寨(とうきょさい)のうちへ味方を収めると...
吉川英治 「三国志」
...勝ちを収めると、あざやかに水を渡って、もとの対岸へ引揚げてしまう...
吉川英治 「三国志」
...全集に収めることすら許さなかった...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
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