...今日の流俗は反抗的ならざる一切に冷淡なのを常としている...
芥川龍之介 「近藤浩一路氏」
...意識的な反抗的な好色――かういふものがその素質と官能との純真を累ひして...
阿部次郎 「帰来」
...またそれと反対に反抗的な心持を持たずに真面目に本当に書いて見ることは必要ではないか...
田山録弥 「三月の創作」
...いたずらに反抗的な態度に出で...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...そしてそれから一層親爺に反抗的な態度を取るようになった...
徳田秋声 「縮図」
...彼は反抗的な気持ちになって...
豊島与志雄 「子を奪う」
...反抗的な精神から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二三日後まで反抗的な沈黙を守るほど激しい口論も...
豊島与志雄 「理想の女」
...フト反抗的な氣持になるのと同じ心理状態です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...併(しか)しそれは決して不思議な事でも何んでもありません」錦木幸麿は少し反抗的な調子ですが...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...又々叔母様や芳子ちやんに反抗的な無愛想な態度をしめしてしまふのだつた...
平山千代子 「お泊り」
...あんな生意気な反抗的な態度さへして...
平山千代子 「お泊り」
...小屋もの、女芸人とあざけられて、人並の恋さえゆるされなかった世界に、少女時代をすごした彼女は、むしろ反抗的な、争闘的なものをふくんでいない愛情なら、決して欲しくないような気さえするのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...嘗て彼の幼い魂にこびりついた反抗的な功利の念は...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...たとえそれが反抗的な要素によってつくられていても...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...心の中には反抗的な忿懣(ふんまん)のような思想が充ちている...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...なにかしら反抗的な感じで...
山本周五郎 「山彦乙女」
...反抗的なものに見える...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
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