...浄観は反対に少しずつ冷静に返り出した...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...反対に外から中はよく見えるものだった...
海野十三 「三十年後の東京」
...反対に文殊菩薩が...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それはさしづめ房一である筈なのにどうも反対に相沢がさうであるやうに見える...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...『敗けるが勝』その反対に...
田山録弥 「生滅の心理」
...ここでは前と反対にヒロインがその行列の向こう側に見え隠れにあわただしく行ったり来たりしてカメラはこの女の行動と表情を子細に追跡する...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...むしろその反対に「こんな恋愛を攻撃するのは封建思想ですよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...女の反対にぶっつかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...過食のためならじきらくになるはずのところ反対にだんだんひどくなる...
中勘助 「胆石」
...それとまったく反対に...
中井正一 「美学入門」
...逆または反対に利用することは出来るわけである...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...或はその反対に岩手山は姫神をにくんで...
柳田國男 「日本の伝説」
...最前お話しました時とは反対に...
夢野久作 「白髪小僧」
...反対に、ジミな、精神の籠もった地方色や、真剣な個性に依って作り上げられた農民文化が尊重される傾向が出来つつある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自然という事物は論理とは反対にひとり勝手に流れていく...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...反対に悪来をしてたじろがせるほどな余裕と鋭さがあった...
吉川英治 「三国志」
...反対に、こういう甘言を呈する者もある...
吉川英治 「三国志」
...反対にそのために損害をうけた例といったらば...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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