...十句に及ぶ人は名人なり...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...その門流は數百人に及ぶといふ...
心猿 「桜もち」
...長さ五六十間に及ぶ...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...将軍家御感悦に及ぶと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...乱に及ぶ憂ひは無かつたが...
太宰治 「津軽」
...敢(あえ)て堂々と本名を名乗るにも及ぶまいと...
辰野九紫 「青バスの女」
...私は一とたびそのことに考え及ぶと...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...深く咎(とが)めるには及ぶまい...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...夜家に帰るに俄に発熱三十八度に及ぶ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...やたらに溝(どぶ)の水を撒(ま)きちらす泥濘(ぬかるみ)とて一向驚くには及ぶまい...
永井荷風 「日和下駄」
...されば一町斯(かく)の如き挙動に及ぶを伝へ聞けば隣町忽ちこれにならひ...
中里介山 「大菩薩峠」
...忍術の修行の容易ならざることに及ぶ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その将来に及ぶというような面構(つらがま)えにも見えて来るのが不思議であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...とにかく及ぶだけの事はしてみましょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...及ぶだけ力にもなり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして最後には、愈々それが増長して、他人の価値を少しも認めず・ただ自分だけが偉いように思う・思い上り、自己過信、唯我独尊に及ぶ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今の有田のものの足許にも及ぶまい...
柳宗悦 「北九州の窯」
...註(ちゅう)にも及ぶまいかと...
吉川英治 「随筆 新平家」
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