...いずれも及び腰で...
海野十三 「空襲葬送曲」
...怖いもの見たさの及び腰で下を覗いている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...入るべき場所でないところへ入ったと云う風な表情と恰好をして中年の町医者が及び腰で出て来るところである...
宮本百合子 「刻々」
...何かの折忙しくさっと一度だけ及び腰で読まれてそれきりだと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...同じように及び腰で...
吉川英治 「江戸三国志」
...大亀だなと思い、及び腰で、立ってゆくと、ぬるりと何か、足がすべりかけた...
吉川英治 「大岡越前」
...及び腰で戸をコツコツとやりながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...及び腰で指をさした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...で、だんだんと、眼鏡のそばを、人が離れてしまったのをよいことにして、宅助は及び腰で、「さてな、どこを最初に、見物しようか」と、小手(こて)をかざして、肉眼で見当をつける...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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