...」主人はもう一度及び腰になった...
芥川龍之介 「少年」
...二皿の粽を及び腰に手を延べて茶ぶ台の上に出した...
伊藤左千夫 「浜菊」
...いずれも及び腰で...
海野十三 「空襲葬送曲」
...怖いもの見たさの及び腰で下を覗いている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...三四郎は及び腰になって...
夏目漱石 「三四郎」
...少し及び腰になって...
夏目漱石 「三四郎」
...少(すこ)し及び腰(ごし)になつて...
夏目漱石 「それから」
...少し及び腰になって...
夏目漱石 「それから」
...及び腰に座布團を引寄せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……そんなところで及び腰をしていねえで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...入るべき場所でないところへ入ったと云う風な表情と恰好をして中年の町医者が及び腰で出て来るところである...
宮本百合子 「刻々」
...及び腰になって首を下げてすかして睨んでいる仙太の沈黙に気押されて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...及び腰になってこちらを覗(のぞ)いた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...大亀だなと思い、及び腰で、立ってゆくと、ぬるりと何か、足がすべりかけた...
吉川英治 「大岡越前」
...及び腰に上半身を中へ入れるやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...及び腰で指をさした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...で、だんだんと、眼鏡のそばを、人が離れてしまったのをよいことにして、宅助は及び腰で、「さてな、どこを最初に、見物しようか」と、小手(こて)をかざして、肉眼で見当をつける...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「誰だろ?」及び腰に覗き込んだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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