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上村經吉 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...去歳(こぞ)庚子(かのえね)即ち天保十一年の)夏に至りては只朦々朧々として細字を書く事得(え)ならねば其(その)稿本を五行(いつくだり)の大字にしつ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...去歳(こぞ)の落葉が底に積って...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...去歳の春、始めて一書を著わし、題して『十九世紀の青年及び教育』という...
田口卯吉 「将来の日本」
...既に去歳(きょさい)木下杢太郎(きのしたもくたろう)氏は『芸術』第二号において小林翁の風景版画に関する新研究の一端(いったん)を漏らされたが...
永井荷風 「日和下駄」
...○去歳小説家花袋秋声の両子書肆及び雑誌記者等の為に文壇の功績を称揚せられし事ありき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...去歳(こぞ)の冬江戸庵主人画帖(がじょう)一折(ひとおり)携(たずさ)へ来(きた)られ是非にも何か絵をかき句を題せよとせめ給ひければ我止む事を得ず机の側にありける桐の丸火鉢(まるひばち)を見てその形を写しけるが...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...去歳(こぞ)にくらべて長屋(ながや)もふゑたり...
一葉女史 「大つごもり」
...去歳(こぞ)にくらべて長屋もふゑたり...
樋口一葉 「大つごもり」
...去歳(こぞ)よりは好(よ)からぬ形(かた)とつぶやくも有りし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...去歳(こぞ)よりは好からぬ形(かた)とつぶやくも有りし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...去歳(こぞ)よりは好(よ)からぬ形(かた)をつぶやくも有(あ)りし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...去歳(こぞ)より何處處(そこ)からだに申分ありて寐つ起きつとの由は聞きしが...
樋口一葉 「ゆく雲」
...旦那樣(だんなさま)が去歳(こぞ)の今頃(いまごろ)は紅葉舘(こうえうくわん)にひたと通(かよ)ひつめて...
樋口一葉 「われから」
...去歳、浅草大空襲後約一ヶ月春昼の一日を、私は七軒町新堀端辺の焦土に北斎、春章、清親らの掃墓をしてのち、御厩河岸なる梅若能楽堂跡に佇んだ...
正岡容 「浅草燈籠」
...去歳今宵君記否...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「去歳既被雲陰厄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...去歳今宵正哭君...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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