「厶」の意味
私(わたくし)
小説での「厶」の使い方
...これは旦那のお足袋ぢや厶いませんか? 鼠が落(おつ)こちたかと思つたら...
石川啄木 「病院の窓」
...』長野が牛の樣な身體を慇懃(いんぎん)に運んで机の前に出て『アノ商況で厶いますな...
石川啄木 「病院の窓」
...「お呼びで厶いますか?」と襖を開けたが...
石川啄木 「病院の窓」
...重さが唯ツた一貫目――「ハウンド」で厶(ござ)るが凄まじいお笑草だ子...
内田魯庵 「犬物語」
...心中文学で厶ると欺騙して引退るだけだ...
内田魯庵 「犬物語」
...世間が煩さう厶いますから当分お尋ねはお断り申します...
内田魯庵 「犬物語」
...虎松で厶(こざ)いますよ」と...
海野十三 「くろがね天狗」
...「手前手練の早業にてサッと切り込んだので厶(ござ)るが……」と運よく腕一本を失って助かった被害者が病床で述懐した...
海野十三 「くろがね天狗」
...京都は夏のゆくことが早う厶います...
竹久夢二 「砂がき」
...とかくお父子の間柄がよくないと申す噂も厶(ござ)りましたけれど...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...臣に飮食を(meat and drink)賜はらんことで厶りまする』とゲーレスは云ふた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...電氣もついてゐるので厶いますから」で...
林芙美子 「大島行」
...それは「私が……で厶います」調にしたものか...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...参邸のお許しを得とう厶る」「よろこんでお待ちいたしまする...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...取り敢えず枕にして昼寝をなされた大福帳のことで厶(ござ)ります...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...兄様に会いに行かれては?」老人慌てて「馬鹿な事申すでない」「何故で厶ります?」と...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...T「貴殿が御強よう厶ったら...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...T「怖いのなら怖う厶いますと双手をついて詫びて行け」「エッ」と典六不思議そうな顔...
山中貞雄 「中村仲蔵」
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