...『アノ商況で厶(ござ)いますな...
石川啄木 「病院の窓」
...『警察の方は?』『違警罪が唯(たつた)一つ厶いました...
石川啄木 「病院の窓」
...これは旦那のお足袋ぢや厶いませんか? 鼠が落(おつ)こちたかと思つたら...
石川啄木 「病院の窓」
...重さが唯ツた一貫目――「ハウンド」で厶(ござ)るが凄まじいお笑草だ子...
内田魯庵 「犬物語」
...各々方は誰方(どなた)も此拠に足をとめて行かぬこととなさるので厶(ござ)る...
海野十三 「くろがね天狗」
...太刀持つ拙者の手がピーンと痺(しび)れて厶る...
海野十三 「くろがね天狗」
...とかくお父子の間柄がよくないと申す噂も厶(ござ)りましたけれど...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...一旦は無事におさまりましたことで厶(ござ)り升(ます)...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...申し上げ難う厶りまする...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...「おめでたう厶います」と云つた...
林芙美子 「或る女」
...電氣もついてゐるので厶いますから」で...
林芙美子 「大島行」
...手を振りて最早氣分はたしかで厶りまする歸るべきに家なく...
一葉 「暗夜」
...T「御存じで厶ろう此村大吉?以前錦糸堀に居た?」他の若侍「ハアハア...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...若侍も「それでは致し方厶らぬ」と...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...T「日下部典六が怖くてよう来ぬのなら怖う厶いますと両手をついて詫びに来い!」と...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...T「怖いのなら怖う厶いますと双手をついて詫びて行け」「エッ」と典六不思議そうな顔...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...五郎蔵が「話が厶りますれば」と心易く典六に近附く...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...早やう厶いましたわね...
横光利一 「悲しみの代價」
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