例文・使い方一覧でみる「厳重な」の意味

...相当厳重な心得をいい渡された... 相当厳重な心得をいい渡されたの読み方
石川欣一「比島投降記」

...警戒は倍に厳重なわけだ... 警戒は倍に厳重なわけだの読み方
林不忘「安重根」

...ときおり娘をさがす親が厳重な防空服装で入って来て... ときおり娘をさがす親が厳重な防空服装で入って来ての読み方
峠三吉「原爆詩集」

...殆んど時を同じくしてアメリカの社交雑誌『ヴァニティ・フェアー』の不敬絵画は日本の外務省の厳重な抗議を受けた...
戸坂潤「世界の一環としての日本」

...和尚さんは厳重な叱責を加えられた... 和尚さんは厳重な叱責を加えられたの読み方
豊島与志雄「或る女の手記」

...厳重な僧尼の生活を営んだ... 厳重な僧尼の生活を営んだの読み方
レオ・トルストイ　Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳「パアテル・セルギウス」

...あまり厳重な罰などをするとかえって反動を起していけないでしょう...
夏目漱石「坊っちゃん」

...翌一八七五年彼が三十四歳の年、オーストリアの美術省は、厳重な審査の後、ドヴォルシャークのために、わずかばかりではあったが年金を下付することになったのである（その頃ボヘミアはオーストリアの治下にあった）... 翌一八七五年彼が三十四歳の年、オーストリアの美術省は、厳重な審査の後、ドヴォルシャークのために、わずかばかりではあったが年金を下付することになったのであるの読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...コンクリートで築き上げた厳重な室の中には... コンクリートで築き上げた厳重な室の中にはの読み方
野村胡堂「青い眼鏡」

...ある夜厳重な締りを外から開けて曲者（くせもの）が忍び入り... ある夜厳重な締りを外から開けて曲者が忍び入りの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「この家の鎖（しま）りは恐ろしく厳重な様子だが... 「この家の鎖りは恐ろしく厳重な様子だがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...厳重な一夫一妻制度に発達した... 厳重な一夫一妻制度に発達したの読み方
久生十蘭「犂氏の友情」

...未亡人と林とは嫌疑者として厳重な取り調べを受けたけれども... 未亡人と林とは嫌疑者として厳重な取り調べを受けたけれどもの読み方
平林初之輔「誰が何故彼を殺したか」

...輿論（よろん）の厳重なることはとても日本国の比にあらず... 輿論の厳重なることはとても日本国の比にあらずの読み方
福沢諭吉「日本男子論」

...どんな厳重な緊（しま）りさえも呪文（じゅもん）で出入りするかのように... どんな厳重な緊りさえも呪文で出入りするかのようにの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...同女は大胆にも厳重なる監視の目を潜（くぐ）りつつ... 同女は大胆にも厳重なる監視の目を潜りつつの読み方
夢野久作「少女地獄」

...裁判所に厳重な達示が廻わって... 裁判所に厳重な達示が廻わっての読み方
夢野久作「爆弾太平記」

...内から厳重な閂（かんぬき）をかッて追手の襲撃に備えるように見えた... 内から厳重な閂をかッて追手の襲撃に備えるように見えたの読み方
吉川英治「剣難女難」

「厳重な」の書き方・書き順

いろんなフォントで「厳重な」