...厳父は娘婿にとってやや厳しめの存在である...
...厳父とは、妻の父親のことを指す...
...彼の厳父は退役した軍人であった...
...厳父が健在のため、夫婦で帰省することになった...
...厳父との折り合いがうまくいっていないと悩んでいる...
...厳父(げんぷ)の保護(ほご)の下(もと)に生長(せいちょう)し...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...厳父の心と、慈母の心を、一首の和歌に託して、現わした古人の心もちが、優にやさしく、また尊く思われます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...なつかしい、恋しい、両親への追憶に耽(ふけ)るにつけても、私は、厳父の心、慈母の情を通じて、そこに哲学としての仏教、宗教としての仏教のふかさ、尊さを、今さらながら見直しつつ、沁々と味わっているのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...仏心と親心話はつい横道へそれましたが、私どもの家庭の、この厳父の心を、そのままに写したのがあの不動明王という恐ろしい仏です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...厳父は朝鮮の、某大学の教授である...
太宰治 「佳日」
...子供の厳父に於ける...
福沢諭吉 「女大学評論」
...ひとり家を守っていた厳父は...
武者金吉 「地震なまず」
...明治十八年に厳父が准判任御用掛を拝命して...
武者金吉 「地震なまず」
...早速これは厳父の愛児に対する鞭であると弁明した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...慈母と厳父の両性愛を身ひとつに持って...
吉川英治 「江戸三国志」
...あなたの厳父とは...
吉川英治 「三国志」
...――家に慈母があっても、厳父なく、家の衰えみだれるを見る子は悲しむ...
吉川英治 「三国志」
...三平殿の厳父七郎左衛門殿まで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...慈愛をかくして峻烈(しゅんれつ)に不肖(ふしょう)の子を叱りながらもどこやらに惻々(そくそく)と悩んでいる厳父のこころが傷(いた)ましい強さで...
吉川英治 「親鸞」
...老公の厳父頼房(よりふさ)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...やはり子として厳父の下(しも)に手をつかえたいのである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...同藩の小山田庄左衛門(しょうざえもん)殿の御厳父(げんぷ)ですよ』と...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...厳父の居ない慈母だけの家に...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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