...厳父は娘婿にとってやや厳しめの存在である...
...厳父とは、妻の父親のことを指す...
...彼の厳父は退役した軍人であった...
...厳父が健在のため、夫婦で帰省することになった...
...厳父との折り合いがうまくいっていないと悩んでいる...
...厳父の心と、慈母の心を、一首の和歌に託して、現わした古人の心もちが、優にやさしく、また尊く思われます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...なつかしい、恋しい、両親への追憶に耽(ふけ)るにつけても、私は、厳父の心、慈母の情を通じて、そこに哲学としての仏教、宗教としての仏教のふかさ、尊さを、今さらながら見直しつつ、沁々と味わっているのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...仏心と親心話はつい横道へそれましたが、私どもの家庭の、この厳父の心を、そのままに写したのがあの不動明王という恐ろしい仏です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それからは厳父は...
太宰治 「佳日」
...独り息子の忠太郎君もまた素直に厳父の先例に従い...
太宰治 「佳日」
...厳父の厳罰のきびしさ恐ろしさが身にしみて...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...寄付行為東大法学部教授末延三次氏は厳父の遺言で遺産の内から百万円だけを区別して...
戸坂潤 「社会時評」
...中野君はプロ文学の愛読者である厳父の下に走ったが...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...美術家で有名なる岡倉覚三氏の厳父が俳句をやられるので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...厳父の風格とは正反対だ...
火野葦平 「花と龍」
...宇宿にあった厳父の乳母の許へ避難した...
武者金吉 「地震なまず」
...それが厳父の過失によってたちまち貧乏のどん底に落ち込むことになった...
武者金吉 「地震なまず」
...厳父がある人に有価証券七百円全部を詐取されたのである...
武者金吉 「地震なまず」
...食べるのは厳父だけで...
武者金吉 「地震なまず」
...厳父には学資を負担する資力がない...
武者金吉 「地震なまず」
...早速これは厳父の愛児に対する鞭であると弁明した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家に厳父あって、慈母は陰にひそみ、わがままや放埓(ほうらつ)ができなくとも、家訓よく行われ、家栄えるときは、その子らみな楽しむ...
吉川英治 「三国志」
...やはり子として厳父の下(しも)に手をつかえたいのである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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