...私が厨室へ行くといつも喜んでくれた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...玄関と庖厨(かって)の入口を兼ねた古風な土間へおり...
田中貢太郎 「春心」
...三人に云いつけて小平を壁厨(おしいれ)へ投げこませ...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...壁厨の中には昼間のとおりにお爺さんとお婆さんが坐っていた...
田中貢太郎 「平山婆」
...あれまでの道中がなかなか見物でございますから」「ではそういう事に」一行は開きかけた用意の行厨(こうちゅう)を荷って...
中里介山 「山道」
...少々カソリックめいた夜の光の複写との間にちりばめて一生お尻にくっつけて歩いた僕の神聖な厨子(ずし)の中にはフランクフルトからパリまでの間で...
槇村浩 「長詩」
...唯今(ただいま)では厨で僧どもの食器を洗わせております」「はあ」と言って...
森鴎外 「寒山拾得」
...変ですなあ」厨子王は珍らしい物を見るように姉の顔を眺めている...
森鴎外 「山椒大夫」
...おれは関白師実(もろざね)じゃ」厨子王は言った...
森鴎外 「山椒大夫」
...米穀菜蔬(さいそ)を輸(おく)って庖厨(ほうちゅう)を賑(にぎわ)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...……厨でことわったひがいをわざと呼び止めて買った自分の態度も...
山本周五郎 「日本婦道記」
...厨(くりや)のそれとはべつに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...御厨(みくりや)ノ牧(まき)へ遠乗りに行った麦秋の真昼であった...
吉川英治 「私本太平記」
...おれも御厨(みくりや)の渡辺天蔵だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...厨(くりや)の僧たちへ呶鳴った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御厨の御料の池の番所に詰め...
吉川英治 「平の将門」
...彼の部下は、将門の豊田郷に侵入して、穀倉、御厨、門前町、民家にいたるまでを焼き払い、ついには、将門が自分の生命ともしている最愛の妻子までを捜し出して、みなごろしにしてしまっている...
吉川英治 「平の将門」
...お取次ぎをねがいまする」折ふし厨(くりや)の外で...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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