...辷(すべ)るように厨子に納まり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...三娘はそれから厨(だいどころ)へ入って往って母にかわって炊事をし...
田中貢太郎 「水莽草」
...持つて來た行厨をそのまゝそこで開くことにした...
田山花袋 「道綱の母」
...寒厨(かんちゅう)何の珍味も無之候(これなくそうら)えども...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...持ち重りのする手頃なお厨子...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手斧を取ってコツンコツンと割る)誠 ――せい子さん……厨川の方は...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...厨子王は訝(いぶか)りながらついて行く...
森鴎外 「山椒大夫」
...程なく庖厨(はうちゆう)にありしエリスが母は...
森鴎外 「舞姫」
...紅蓮は厨子から円柱をつとうて縦横に本堂の梁(はり)へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...御厨ノ伝次を」「それや...
吉川英治 「私本太平記」
...御厨村(みくりやむら)に住んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...厨(くりや)のわきのお手水(ちょうず)の間(ま)へ足を急がせて来る小姓の森坊丸(ぼうまる)...
吉川英治 「新書太閤記」
...厨所(だいどころ)から料理庖丁(いたまえぼうちょう)を手にかくして来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...厨(くりや)のほうから大勢の僧が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――中堂の大厨(おおくりや)の方では...
吉川英治 「親鸞」
...厨(くりや)のほうから...
吉川英治 「親鸞」
...――下総御厨(シモフサミクリヤ)ノ下司(ゲス)...
吉川英治 「平の将門」
...厨(くりや)の音や...
吉川英治 「宮本武蔵」
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