...相模国大庭御厨の内に...
太宰治 「右大臣実朝」
...壁厨の中にはお爺さんとお婆さんが並んで...
田中貢太郎 「平山婆」
...庖厨より居室に通ずる階段の既に久しく腐朽せるものあり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...金椎は庖厨(ほうちゅう)を司(つかさど)っているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...早速土蔵から御厨子を取寄せて見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人の司厨(コック)が...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...それは少女奥テル子には井荻のようにぴしぴしやれない時間を切りつめた厨仕事だった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...未だ其厨子の縁起に及ばなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...別にじいしい甕(がみ)(厨子(ずし)甕)と呼ぶ骨壺(こつつぼ)を作る...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...門徒宗のお厨子(ずし)の如きは贅(ぜい)を尽したものが作られました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...厨(くりや)のそれとはべつに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...主厨(カカン)の話だがね...
夢野久作 「難船小僧」
...友は壁のあなたの厨(くりや)から珈琲(カツフエ)を煮て持つて来た...
與謝野寛 「梅原良三郎氏のモンマルトルの画室」
...厨房(ちゅうぼう)を通して受け取った郭の妻は...
吉川英治 「三国志」
...厨(くりや)の僧が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...厨(くりや)の僧たちへ呶鳴った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...房の厨中間(くりやちゅうげん)として働いていたが...
吉川英治 「親鸞」
...厨(くりや)のほうで石念が水をのんでいる様子なので...
吉川英治 「親鸞」
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