...それから壁厨(おしいれ)を開けて...
田中貢太郎 「死人の手」
...土蔵とか、厨とか、廊下のようなところへ塗るには照りをつけるが、座敷の壁は殆ど砂壁で、めったに光らせない...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...また物のにほひがわるく鼻につくと言つては厨の人達を驚かした...
田山花袋 「道綱の母」
...前の文學會の席上で厨川文學士の自然主義に付ての御講演がありました...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...神体を祭る白木の厨子が安置してある...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...妹の家の厨司は腕利きで...
長谷川時雨 「北京の生活」
...厨房に魚介を煮るのは自由であるが...
正岡容 「巣鴨菊」
...厨房(だいどころ)は隅(すみ)から隅(すみ)まで烟(けむり)で一ぱいでした...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...『私(わたし)が公爵夫人(こうしやくふじん)になつたら』と愛(あい)ちやんは獨語(ひとりごと)を云(い)つて(甚(はなは)だ得意(とくい)な口振(くちぶり)ではなかつたが)『全(まつた)く厨房(だいどころ)には胡椒(こせう)を置(お)かないことにしやう...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...横光利一の「高邁」と「自由な自意識」がファッシズムのもとにどんなに圧しひしがれ同調したかということは後にあらわれる「厨房日記」その他において示された...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...そして厨川はおせいさんに自分の所へ帰れと言う...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...あなた自身はどうなるんだ? しかも結局は厨川と言う人にとっても...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...厨(くりや)の夕暮...
室生犀星 「津の国人」
...厨は大きい土間で...
森鴎外 「山椒大夫」
...彼にはその厨子が...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...御厨村(みくりやむら)へ向って殺到したが...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんどは自分から立っていって薄暗い厨房(ちゅうぼう)の調理台にあった兎の股(もも)みたいな烙(あぶ)り肉を右手に一本つかみ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まず厨子(ずし)の本尊仏をかつぎだし...
吉川英治 「親鸞」
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