...外に北上河畔に於ける厨川柵を中心とした安倍氏勃興の史料について...
石川啄木 「葬列」
...厨には小皿のひびき...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...そこの息子の細君が何かの用事で壁厨(おしいれ)を開けたが...
田中貢太郎 「平山婆」
...向うにある厨子の上の段へと載せて置いた...
田山花袋 「道綱の母」
...「厨者ノ作料ハ婦人ノ衣服首飾ナリ...
中里介山 「大菩薩峠」
...初め厨神だったものが軍神として武士に祈らるるに及んだは...
南方熊楠 「十二支考」
...――○――二月の『文芸』や『文芸春秋』に書いた評論「迷いの末は」(横光の「厨房日記」の評)「ジイドとプラウダの批評」等...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此厨子にも亦来歴があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...新たに響く厨子王の泣き声が...
森鴎外 「山椒大夫」
...きょうは小屋小屋を皆見て廻ったのじゃ」藁を擣っていた厨子王が返事をしようとして...
森鴎外 「山椒大夫」
...程なく庖厨にありしエリスが母は...
森鴎外 「舞姫」
...御厨ノ伝次か人見新助か...
吉川英治 「私本太平記」
...厨子(ずし)の板壁をズルズルとすべってきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そこは忽ち旺盛(おうせい)な日常生活の厨房(ちゅうぼう)や馬糞(ばふん)のぬかるみになった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまも牧の管理をしている御厨(みくりや)の浦人(うらんど)は...
吉川英治 「平の将門」
...御厨の職をうけられたと聞き...
吉川英治 「平の将門」
...おいいつけのように、私は、数日中に、御厨へ別れます...
吉川英治 「平の将門」
...ここに使いとして来た御厨三郎将頼で...
吉川英治 「平の将門」
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