...原田種芽兩子の努力で遺稿や句集が編まれ...
心猿 「九月朔日」
...又も原田定助宛に書面をしたためて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
......
武田祐吉 「古事記」
...原田は無雑作に掻(か)き集めて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一枚だけ残しておきました」原田医師がそう言いながら...
外村繁 「澪標」
...人の知らない山谷(さんや)の裏町(うらまち)から吉原田圃(よしはらたんぼ)を歩いた………...
永井荷風 「すみだ川」
...原田氏の意見に反対するようなそぶりはしなかった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...原田氏と黒江氏は寝台の上で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...原田雲井(はらだくもい)のところへ寄って...
火野葦平 「花と龍」
...「原田君、外のことなら、あんたのいうことも聞くけんど、こればかりは、いくら、あんたでも駄目じゃ...
火野葦平 「花と龍」
...「わたしの力が足らんで、原田君や、中村君のような有能の士を落してしもうた...
火野葦平 「花と龍」
...彼と母の間ではいつものやうに原田の噂は出なかつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...越後東頸城(ひがしくびき)郡奴奈川(ぬながわ)村大字福島字阿寺陸前登米郡石越(いしこし)村大字石越字阿寺美濃恵那(えな)郡原田村大字漆原(うるしばら)字阿寺岩代耶麻(やま)郡旧半在家(はんざいけ)村にも支村阿寺沢がある...
柳田國男 「地名の研究」
...原田さんは着座(ちゃくざ)といって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ついにめどおりかなわずです」「原田さまもお人の悪い...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「私ばかりではない、松山もそう信じていた、私の確信が崩れかけたとき、松山は貴方と盟約のあることをうちあけ、どこまでも信じているべきだと云われた、信じているべきだ、とですよ」と七十郎は云った、「原田さん、貴方の本心を聞かせて下さい、貴方は茂庭(もにわ)さんとの盟約を守っているんですか、それとも一ノ関の与党になったんですか」甲斐はこすっている手指を見ながら、そのどちらでもない、と答えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうか引取って下さい」「原田どの」六郎兵衛の声には哀願のひびきがあった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「原田、原田」と大和守は叫んだ、「久世大和守だ、わかるか」甲斐は歯をみせた、「久世侯ですか、おめにかかりたかった」「これはなにごとだ、原田、はっきり云え、なにごとがあったのだ」「私です、私が逆上のあまり」「そやつの刃傷です」と安芸の云うのが聞えた、「御当家の衆におちどはない、甲斐めのしわざです、久世侯、――こやつの罪で、伊達家に累の及ばぬよう、お頼み申します」「久世侯」と甲斐が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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