...恥ずかしがり屋の彼は、厚皮の性格で相手に振り回されないようにしている...
...彼女は厚皮のため、批判的な人からの嫌がらせにも動じない...
...社交界で成功するためには、厚皮が必要だとよく言われる...
...彼は厚皮だから、失敗しても即座に立ち直ることができる...
...そこは厚皮(あつかは)だから「政治的婦人」だの「政治家の妻」だのという論文を自分の新聞に載せて...
内田魯庵 「犬物語」
...もっと厚い着物は細胞質皮膚または厚皮である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その岸辺を容赦なく裸にした不潔で愚かな農夫がどんな権利があって彼の名をこの池にあたえたのだろうか? どこかのスキン・フリント〔爪に火をともすしわんぼう〕――自分の厚皮の顔を映すことのできる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大厚皮香の木ぶりをよろこんだ...
種田山頭火 「旅日記」
...厚皮の長靴を穿(は)く...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...銅の留め金がついてる厚皮の短靴...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...犢(こうし)の頭を一つ買いますと切り別けて脳味噌と舌と顔の厚皮の美味い肉が取れますから大層徳用です...
村井弦斎 「食道楽」
...それを先(ま)ず厚皮を剥(む)いて中の実ばかりこの通り炮烙で炒ります」客「なるほど...
村井弦斎 「食道楽」
...市中で売っている南京豆は厚皮のまま炒ってあるでありませんか」妻君「あれは細(こまか)い砂を交(まぜ)て砂と一所に炒るのです...
村井弦斎 「食道楽」
...味も大層結構だが奥さんこれはどうします」妻君「それは最初南京豆の厚皮を除(と)って渋皮のままザッと湯煮て擂鉢(すりばち)の中でその豆を米を磨(と)ぐように磨ぎますと渋皮が剥(む)けます...
村井弦斎 「食道楽」
...それから深い鍋へ湯を沢山入れてその舌を一時間半位よく湯煮(ゆで)てザラザラした厚皮を手で剥(む)くと中から柔い肉が出ます...
村井弦斎 「食道楽」
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