...彼が執筆した小説は、厖大な批評にさらされた...
...その博物館には、厖大な数の美術品が収蔵されている...
...建設計画のために、厖大な予算が必要となった...
...彼女の仕事は、厖大なデータの分析と整理を含む...
...地球上には、厖大な自然資源が存在している...
...○俳優に関するどんな厖大な予備知識も...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...王と奴隷とを表現する雄渾(ゆうこん)単一な厖大(ぼうだい)な美の形式であり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...たとえばあの厖大(ぼうだい)なアフリカ大陸のどの部分にこれだけの気候の多様な分化が認められるであろうかを想像してみるといいと思う...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...四畳半に厖大な事務机が一ツ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...したゝか者の淫売婦が、自分の好きな男の大学生に、非常な清純な気持ちを見せる、厖大な本だ、頭がつかれる...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...厖大な顎が夕顔棚の夕顔のように...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...全十二巻の厖大な艶笑自叙伝「回想録」Mmoires を書くことに生涯を費した色情的好事家ジォウァンニ・ヤコポ・カサノヴァと霊媒術をもってルイ十六世の宮廷で華々しい成功をし...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...そういう書物から厖大な抜萃を拵らえたものであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...*10後続の厖大な二篇 『死せる魂』第二部及び第三部のこと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...そして厖大な太鼓腹は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...それにも厖大な費用がかかるので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私はきれめを見きはめる前に、厖大な、單なるかたまりといふものを記憶してゐて、それが内部に螢光燈を入れてあるやうに見えてくるのが、私の常識的な見方であつた...
室生犀星 「帆の世界」
...そうしてそれらの知識を実現する厖大な工場の組織と資本...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その厖大(ぼうだい)な蒐集や展観は松坂屋の服部氏や高島屋の川勝氏等の経済的応援があったためで...
柳宗悦 「四十年の回想」
...叡山そのものはすでに厖大(ぼうだい)な城塞(じょうさい)である...
吉川英治 「私本太平記」
...よほど厖大(ぼうだい)なお考えの下(もと)に?)(もちろんである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...大火に対してなんの防備もない厖大な都市を恬然(てんぜん)として築造して行くほどの愚は...
和辻哲郎 「地異印象記」
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