...彼が執筆した小説は、厖大な批評にさらされた...
...その博物館には、厖大な数の美術品が収蔵されている...
...建設計画のために、厖大な予算が必要となった...
...彼女の仕事は、厖大なデータの分析と整理を含む...
...地球上には、厖大な自然資源が存在している...
...しかしてかくの如き厖大な兵器の生産は宜しく政治家...
石原莞爾 「戦争史大観」
...アレほど厖大な案を立てたのでないのはその巻数の分け方を見ても明らかである...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...「あしたに生れて夕に死んで行く儚(はか)ない運命の人間には厖大(ばうだい)な宇宙の力に対して...
長與善郎 「青銅の基督」
...作品及びレコードに関する厖大(ぼうだい)な記述と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...厖大な銀行券の束をありありと机の上にながめる思いだった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...百四十人の人間を載せた厖大な筏を四隻のボートで曳いて行けると考えた...
久生十蘭 「ノア」
...ああいふ厖大なものぢやない...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...彼等は、厖大な都會の、どす黒い、不快な感じのする保護色をしてゐるのです...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...それにも厖大な費用がかかるので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すこし別の形態にやるためには厖大な経済力がいるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...厖大(ぼうだい)な窯であるからそれも多量に焼く...
柳宗悦 「雲石紀行」
...それを想うと厖大な仕かけである...
柳宗悦 「北九州の窯」
...代ってその位置に厖大な洋風な日本総督府の建築が建てられ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そのすぐ前にそれら東洋の建築と何らの関わりもあらぬ厖大な洋風の建築...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あの厖大な詳細な松平定能の著『甲斐国志』の中にすら上人の名を発見することが出来ませんでした...
柳宗悦 「民藝四十年」
...やはり厖大(ぼうだい)な郡誌などを編輯(へんしゅう)公刊して...
柳田國男 「地名の研究」
...その厖大(ぼうだい)な兵力を眼のあたりにしては...
吉川英治 「三国志」
...また厖大(ぼうだい)な地域には...
吉川英治 「源頼朝」
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