...彼が執筆した小説は、厖大な批評にさらされた...
...その博物館には、厖大な数の美術品が収蔵されている...
...建設計画のために、厖大な予算が必要となった...
...彼女の仕事は、厖大なデータの分析と整理を含む...
...地球上には、厖大な自然資源が存在している...
...三〇〇〇篇という厖大(ぼうだい)な作品のうち九九%までが...
野村胡堂 「芸術としての探偵小説」
...青味を帯びた厖大な氷になってゆらぎだし...
久生十蘭 「白雪姫」
...〈昭和十六年作戦〉の大計画にもとづいて陸軍が厖大な戦争資材の買付と蓄積をはじめたとき...
久生十蘭 「だいこん」
...筏はあまり厖大で操縦に困難だ...
久生十蘭 「ノア」
...この臼砲は厖大に仕立てることによって...
久生十蘭 「ひどい煙」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...この厖大(ぼうだい)な都会のなかで...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...私はきれめを見きはめる前に、厖大な、單なるかたまりといふものを記憶してゐて、それが内部に螢光燈を入れてあるやうに見えてくるのが、私の常識的な見方であつた...
室生犀星 「帆の世界」
...例えば厖大(ぼうだい)な「家譜(かふ)」など湮滅(いんめつ)してしまったと聞きました...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...それを想うと厖大な仕かけである...
柳宗悦 「北九州の窯」
...そのすぐ前にそれら東洋の建築と何らの関わりもあらぬ厖大な洋風の建築...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そうしてそれらの知識を実現する厖大な工場の組織と資本...
柳宗悦 「民藝四十年」
...フォリオ版大冊二十巻の厖大なものであつて...
柳宗悦 「和紙十年」
...なるほど葉巻形の厖大な図体が少しく地上を離れてふわりふわり...
山本笑月 「明治世相百話」
...旧北条領の全国にわたる厖大(ぼうだい)な土地が...
吉川英治 「私本太平記」
...叡山そのものはすでに厖大(ぼうだい)な城塞(じょうさい)である...
吉川英治 「私本太平記」
...かつて中村直勝博士に依嘱してあつめたという厖大(ぼうだい)な楠氏史料は戦災で焼いてしまったがと...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...また厖大(ぼうだい)な地域には...
吉川英治 「源頼朝」
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