...彼は本当に厄介者だ...
...厄介者を相手にするのは困難だ...
...彼女には厄介者がつきまとう...
...厄介者のように扱われるのは嫌だ...
...厄介者とは距離を置くことが大事だ...
...我等は厄介者と共に独立するを甚だ迷惑に感ずるなり...
内村鑑三 「時事雑評二三」
...悪事を働く厄介者(やっかいもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらの大きな方の御厄介者...
中里介山 「大菩薩峠」
...果して爛酔(らんすい)の客が戸惑いして、のたり込んでいたな、厄介者だが、処分をしてやらずばなるまいと、お節介者の村正どんは、一歩足を踏み入れて、「戸惑いをなされたな、ここは御簾の間で、開かずになっている、お部屋はどちらで、連衆(つれしゅう)は?」と、おどすように言いかけると、「いや、戸惑いはいたさぬ、御簾の間を所望で来た身じゃ、酩酊(めいてい)はしたが待ち人が遅い――ああ酔った、酔った、こんな酔ったことは珍しい、生れて以来だ、まさに前後も知らぬ泥酔状態だわい」爛酔の客が、またもかく言って唸(うな)り出した...
中里介山 「大菩薩峠」
...厄介者視しているだけだといわれるであろうが...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...馬鹿の宇八といふのは、町内の厄介者、本人は決して馬鹿ではないと威張るのですが、調子が變で、藪睨(やぶにら)みで、音痴(おんち)で、何んとなく釘が一本足りない男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...厄介者(やつかいもの)で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...成人した息子がおり、厄介者らしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そんなことは誰でも知っているさ」「その厄介者がおれにそんな口をきくのか」「そう怒るな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...石川さんは厄介者ではない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今夜の厄介者は」と...
吉川英治 「三国志」
...――役にも立たない厄介者を伴(つ)れたようであるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふたりの稚子(おさなご)を厄介者のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...手におえぬ厄介者とされておる奴でござります」「たわけが」と...
吉川英治 「親鸞」
...遊び歩いているという厄介者だ」「そろいもそろった兄弟だな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...家の子郎党の厄介者付きでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...つい厄介者としたり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...自分で厄介者(やっかいもの)だっていうことがわかったら...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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