...彼は本当に厄介者だ...
...厄介者を相手にするのは困難だ...
...彼女には厄介者がつきまとう...
...厄介者のように扱われるのは嫌だ...
...厄介者とは距離を置くことが大事だ...
...しかれども春色靄然(あいぜん)たる平原曠野に出ずるときにおいてはもし何物がもっとも不必要なるいな厄介者なるかと問わば必ずこの綿衣ならざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「私はいつまでも厄介者にされていたくありません...
豊島与志雄 「理想の女」
...そしてこの厄介者はじき...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...遂(つい)には抱えの女供(ども)にまで厄介者扱(あつかい)にされ出したのでとうとう一昨年の秋しょんぼりと沢の家を出た...
永井荷風 「雪解」
...悪事を働く厄介者(やっかいもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな厄介者は一人もねえ命のもてあまし者なんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...父というものは厄介者だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕もこちらでは皆からだんだん厄介者扱にされ...
原民喜 「書簡」
...あとを尾(つ)けたんですって……あなたがお友だちの厄介者になっていることまでしらべあげてあるの……バカよ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...家庭教師を厄介者(やつかいもの)のやうに厭がるお金持の家の我儘娘なんぞに見かへることは出來ませんわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...軍人は自ら主人の如く思ひ従軍記者は自ら厄介者の如く感ず...
正岡子規 「従軍紀事」
...おまけになにかっていえば厄介者ってどなられたわ」「おめえばかりじゃねえ...
山本周五郎 「風流太平記」
...無駄飯を喰うのを光栄としているような国家的厄介者とは段式が違うんだぞ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...いわゆる厄介者(やっかいもの)にちがいなかった...
吉川英治 「三国志」
...それまでは全く社会の癈疾者――厄介者としかみられていなかった盲人に“平家琵琶”という一職業を与え...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...妹たちの厄介者(やっかいもの)になっていますが...
吉川英治 「松のや露八」
...村の厄介者にしている故郷(くに)の奴らを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...遊び歩いているという厄介者だ」「そろいもそろった兄弟だな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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