...卿くらい芝居のできない詩人はまたとあるまい...
高見順 「如何なる星の下に」
...閤の中では愛卿が羅巾(らきん)を首にかけて縊(くび)れていた...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...あるバイロン卿とかいう者...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...発進すればゴーシ卿に追いつけます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...チャールズ卿の居間扉が開いて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...「チャールズ卿には言及せざるを得ませんが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...チャールズ卿は取材攻勢に会い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ブルース卿の厳しいが優しい言葉使いに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ジョージ卿を立ち直らせたいのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...あなたの言質(げんち)だけで十分ですよ」ジョージ卿がこれにはころり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...最大の効き目があるように取りはからった」思いやりがあるとかなんとかジョージ卿がつぶやいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ビンセント卿、ちょっとこっちへ来てくれないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「兵部卿の宮が、私に御自身への同情心が欠けていると恨んでおられることがあるのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よろしく卿(けい)の一存において料(はか)れ」と...
吉川英治 「三国志」
...「朝廷朝廷と、公卿はいうが、そんな公卿念仏を、たれが今どき、ありがたがろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...無禄の兵学者を踊らすものは公卿だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...三位卿は、腰かけている物の中から必死に突き上げてくる力を身に感じて、思わずムラムラとする殺念が剣にこもるのを禁じ得ない――、「いわぬな!」「…………」「どうしても実(じつ)を吐(は)かぬなッ」「ムム」と松兵衛、船板へしがみついて、「し、知らねエッ……」「ちイッ、よウし!」有村キッと唇を噛みしめた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...なんで麿(まろ)を公卿(くげ)に生ましめたか)というのがこの人の口癖であって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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