...公之を卻(しりぞ)く...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...この時アヌンチヤタが我を卻(しりぞ)けて人に從ひし悲痛は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...だから經驗ある者の忠言を卻けてはならぬ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...異薬を卻(しりぞ)け...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...病身この景物に対すれば卻て一層の悲愁を催す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...風卻て沈静し、草の葉も動かず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...唐詩にある「卻望并州是故郷」の感じで見返ったことを覚えている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...南方先生若い盛りに黒奴(くろんぼ)女の夜這(よば)いを叱(しか)り卻(かえ)したに次いで豪い(『別訳雑阿含経』巻二十...
南方熊楠 「十二支考」
...「滅二卻心頭一火亦涼」と云つた火定(くわぢやう)の僧の覚悟は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...卻て邦人の職工と労働者とを駆逐し去つたのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...実は卻つて阿片の吸飲を公認して...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...張學良の北軍が関外へ退卻せねばならなくなつた時である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...旅順や大連で多く観て来たアカシヤは卻つて此地には少い...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...貧乏な旅行者の私達は卻つて文字通りに哈爾賓の街で札片(ふだびら)を撒いて歩いたのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私達は冒険の積りで来て卻て何の事も無いのに安心しながら...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...卻是今年春送人...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...卻自覆無被...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...無心卻看有所拠...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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