...指に卷いたりしたが...
石川啄木 「散文詩」
...少し顏を染め乍ら輕くS卷の頭を下げて會釋した...
石川啄木 「鳥影」
...消えかゝつた樺火を取卷いて四五人の小兒等がゐた...
石川啄木 「鳥影」
...卷レ地黒風來二海角一...
大町桂月 「房州の一夏」
...その上卷のはじめに序文があつて...
武田祐吉 「古事記」
...卷末の「千代女」は...
太宰治 「『姥捨』あとがき」
...『谷崎潤一郎全集 第十五卷』(中央公論社1968年1月25日発行)では「...
谷崎潤一郎 「細雪」
...重い石か何んかを卷きつける外はあるまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで人間が渦(うづ)を卷いたやうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...胴卷や紙入を拔いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鉢卷を取つて答へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紬(つむぎ)の單衣(ひとへ)に白(しろ)ちりめんの帶(おび)を卷(ま)きて...
樋口一葉 「うつせみ」
...第三卷のはじめのところに...
シャルル・ゲラン Charles Guerin 堀辰雄訳 「ジャム、君の家は」
...つい一週間前まではその香ばしい泡(mousse)が逆卷いてゐた(dferlait)それ等の葉の多くの茂みの中では...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...拙著『社會科學の豫備概念』一三三頁〔全集第三卷二九一頁〕以下參照...
三木清 「歴史哲學」
...色の褪めた毛糸の襟卷に顎を埋めながら身動きもしないで煙草を飮んでゐた古本屋のおやぢは...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...青森縣の五戸地方では商品になつて居た(ひだびと六卷一〇號)...
柳田國男 「食料名彙」
...是に川魚や草などを漬けて貯藏するといふ(旅と傳説八卷六號)...
柳田國男 「食料名彙」
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