...即今――永遠の刹那を充実すべく全身心を尽すのである...
種田山頭火 「一草庵日記」
...即今如是如是、自己を求めて不可得、因縁無我、空寂...
種田山頭火 「一草庵日記」
...即今無だから!私のつけた辛子漬(カラシヅケ)はうまい...
種田山頭火 「行乞記」
...――即今無――とある...
種田山頭火 「行乞記」
...即今の這箇に成りきればそれでよいのだ...
種田山頭火 「其中日記」
...即今都会に比較した精密な計算は持たないけれど...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...四十余年の長い間作者に接近した私としては、禅の即今に通じ、道元禅師の今日一日の行持に通じ、耶蘇の空飛ぶ鳥の教へに通ずる永遠の現在らしいものを生れながらにして身に著けてゐた人だと思ふ外はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その詩は、漸去非人界、即今歸上天、破蓑與破笠、止置寺門前...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...即今の時勢は士であれ町人であれ百姓であれ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...殊には即今諸藩のやり口を見ていれば...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...そして辞書には古のあづさが即今のあかめがしはだと云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...即今の徳(めぐむ)さんである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仏教的表詮(ひょうせん)で「即今」というのと同じ意味なのであります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...前後を持たぬ即今なのであります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...存在するのは即今の連続のみで...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...即今より以外には見ていないのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「このもの」を「即今」に持つと...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この受取り方を「即今の受取り方」と呼んでもよい...
柳宗悦 「民藝四十年」
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