...即ち借りた金を返さなければならぬ...
芥川龍之介 「十円札」
...これ等の箱が即ち桝(ます)で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...即ち全社会が罪人なのだ...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...即ち或る一定の場所に発生してこれより四方へ伝播したりと...
高木敏雄 「比較神話学」
...即ち之を云い換えれば一切の実在内容を除いても...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...視覚と触覚とは視空間と触空間とを通じて第三のもの即ち空間表象そのものに結び付けられている...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...即ち徳宗が都を逃げた時...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...即ち稻置なりといへり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...即ち各種の氷層の発生の様子やその生長の経過を見るというのが定石である...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...即ち年二回の大掃除の費用...
火野葦平 「糞尿譚」
...即ち運動は、一つの物体が他の物体の動く道を開くために動いて入るべき真空のない限り、不可能かつ想像もできないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しかし前言を再考し、実際の計算に適用する際には、その他の推論と同様に(人間の機能の不完全さによって)、確実性を縮小すべきであり、即ち、論証的知識から蓋然的知識に、確実性の点で退歩するのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...即ち石出帯刀のこの処置は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...即ち、それは死なのだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...高徳寺はかの梅窓院の向ふ横即ち青山電話交換局の建物に副つて右折...
正岡容 「下谷練塀小路」
...即ち語を換へていへば種々の慾心の内に潜んで現はれざるものと...
正岡子規 「読書弁」
...即ち紙子(かみこ)の一種で秘伝として蒟蒻粉(こんにゃくこ)を入れて漉きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...即ち人間の性格は...
夢野久作 「鼻の表現」
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