...盆満つれば即ち巨桶中に注(いふちう)す...
芥川龍之介 「鴉片」
...即ち作者の態度で決定されるものであらう...
芥川龍之介 「プロレタリア文学論」
...即ち私は学問の独立ということを大胆にも唱えたのである...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...即ち地租は従来地価の百分の二・五であったのを改めて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...即ち事実に於ては私は本科生と同じだけのことを学んだのであるが...
丘浅次郎 「落第と退校」
...これが即ち客観写生である...
高浜虚子 「俳句への道」
...即ち日本語には、尊敬すべき年齡に相當する愛情、尊敬、及び信任を、私共の粗い西洋のどの國語に於けるよりも優美に表はす多くの美しい言葉があると私は考へるからです...
小泉八雲 田部隆次訳 「秋月先生の古稀を祝して」
...後者の方が歴史的な・即ち政治価値的な・批評的な・ジャーナリズム的契機を云い表わすのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今の場合それを歴史的に齎すものが即ち学的方法に他ならない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処でリードによれば、こうした直覚の事実としての公理を本能的に承認することが常識の健全な職能であり、またこの公理の内容がこの健全なる人間悟性の、即ち常識の、夫々の内容となるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...即ち契丹種族に化せられぬ所の...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...即ち物において自己を有つということが我々が財産を有つということである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...即ち教育家その人よりも立派な者が作られたことの寓説である...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...即ち「侏儒の言葉」は...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...この任務に當るのが即ち象徴である...
波多野精一 「時と永遠」
...社会の公権即ち政権の受授につき...
福沢諭吉 「日本男子論」
...即ち起しあひである...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...即ちかくいう十内...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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