...傍観が即かず離れずであるといふことは私は前にも既に度々言つた...
田山録弥 「孤独と法身」
...即かず離れず現状に立ち竦(すく)んでゐる事が屡(しば/\)あつた...
夏目漱石 「それから」
...即かず離れずの妙技を見せることを最上とした...
野上豊一郎 「演出」
...即かず離れず一つの尨大な氷山が流れて来ていたのだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...即かず離れずに暮して行つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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