...即ち歴代の東洋美術の遺品であると考へ直して見て貰ひたい...
會津八一 「拓本の話」
...即ち正当ならざる婚姻の次第に行われつつあるを立証する...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...すべて自分の体験に即して商人の道を語ろうとしたので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...即景即事即物即心である...
種田山頭火 「一草庵日記」
...即ち個人なり国民なりの歴史によって...
津田左右吉 「陳言套語」
...「日本国民精神」即「国防」精神なのだから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...即ち特殊的な一種の歴史的生産様式であるのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...即ち仏法最後の涅槃境に外ならないのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...半月湾国道(ハアフ・ムウン・ベイ・ハイウエイ)に沿う民家の一つひとつに即いて訊いて歩いた末...
牧逸馬 「土から手が」
...即ち、銀色の楯の一隊が先づ一町も先きまで進むと彼等は各自の楯を静かに芝生の上に立てかけた...
牧野信一 「鱗雲」
...認識は對象性即ち普遍性と必然性とをもつことができないからである...
三木清 「認識論」
...即ち自體に於てもしくは學問的に第一のものといふ意味をもつてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...即ちハルナックが爾餘の傳來物と稱したところの史料を通してこれを知るのほかなからう...
三木清 「歴史哲學」
...政治犯人即時釈放を要求しました...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...会日の「重陽明日」即ち九月十日であるべきことは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...Max Mueller 等は Dialect 即ち方言と云ふ詞を斯う云ふ所に用ゐます...
森鴎外 「假名遣意見」
...即ち辺城と内城と皇居との城壁が三桝の形になつてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...二主君救出決死組の盟とその連判(れんぱん)は即座になされたが...
吉川英治 「黒田如水」
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