...即(すなは)ち急(きゆう)な振動(しんどう)は...
今村明恒 「地震の話」
...即時にドレもこれも都々逸(どどいつ)文学の語であると遠慮なく貶(けな)しつけてやった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...即ちこれらは皆夫婦なので...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...即ち幾世紀かの存在によつて神聖なものとされて來た諸制度を數年間にもつくりかへる勤めを成就することが出來るのである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...前面は銀山平即ち阿賀野川の流域となるのである...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...即ち明治天皇陛下が即位式(そくいしき)を挙げ玉うた年...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...……それが個の否定的対立を媒介として類の絶対的統一に止揚せられた特殊即普遍の絶対否定態でないことは明かである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...即ち單に經書に含まれてゐる思想の上から演繹して...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...それを馬子の子の蝦夷等が變更して舒明天皇を位に即け奉つた...
内藤湖南 「聖徳太子」
...即ち彼に信仰の不足が生じてゐるからだ...
新美南吉 「海から歸る日」
...即ち史家のいわゆる「幽玄体」なるものであるが...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...即ち表現には二種あるのみ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...即ち自分でピストルを発射したか...
浜尾四郎 「正義」
...即ち、「雛妓」一本抜いて、あとは皆代役でやり、マル札を客には返すといふことにし、杉寛が幕前で挨拶をした由...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...学理の存するところは即ち節義の存するところである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...即ち父は六人の使僧を選び...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...即時にその進路を...
吉川英治 「私本太平記」
...「藤吉郎、就任の御挨拶ないたして参れ」と、即日いいつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
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