...この山道は危難だから、注意深く歩いてください...
...彼は危難に陥った時こそ本性が出ると言われている...
...今回の災害により、多くの人々が危難に陥っている...
...あんな危険な遊びは危難が伴うからやめておいたほうが良い...
...車は危険運転をすれば危難を招くことになる...
...この大危難を救う者は出てこないであろうか...
海野十三 「火星兵団」
...急に危難の差し迫ることは無いから...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...―――何かそこにも危難が待ち構えているように思えて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...『アキルリュウスに許されて危難の思またく無く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...外寇(がいこう)の危難おのずからまれに...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一人が危難に遭うべき場合には...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひるは多くの危難を通り夜は疲れを忍んでいるうちには...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...悪や危難の罠として見るということも...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...予等皆怖ろしき危難を逃れたる心地してちひさき胸を撫で下したり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...今は危難と苦役の地獄を出て...
宮崎湖処子 「空屋」
...危難に遭うていたのが救われたという話も成り立つが...
柳田国男 「海上の道」
...その危難にあったことが精密ではないが...
山田美妙 「武蔵野」
...婦人と子供許(ばか)りを残して来た家庭に何か不吉(ふきち)な危難でも生じたかと...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...どんな危難が身に落ちてくるかも知らずに...
吉川英治 「江戸三国志」
...きのうおたずね致した自分の危難を救っていただきたいからです...
吉川英治 「三国志」
...終始きょうの危難を笑いばなしに語っていたが...
吉川英治 「三国志」
...危難を助けてやったのに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...領主の危難に激昂(げっこう)した村民が一時動揺してその抑えに手を焼いた位なものであるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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